2026.03.10
2026/3/10 第161号
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━ Index ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
- 修習生だより(第78期司法修習生 初代尚樹)
- 災害復興支援クリニック活動報告(法学研究科法曹養成専攻3年 兼板祐太朗)
- 【シクミネット:今年度の合格者・修習生の方へ】会員種別の変更時期について(再掲)
- 法学学術院・定年退職教員最終講義(再掲)
- 稲門法曹の新刊(2025年12月~2026年2月)
- 稲門法曹奨学金への寄付方法(クレジットカード・ネットバンキング)のご案内
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◆ 修習生だより
第78期司法修習生 初代尚樹
会員の皆様、寒冷の候、いかがお過ごしでしょうか。第78期司法修習生の初代尚樹(しょだい なおき)と申します。平素より多大なるご支援を賜っておりますこと、厚く御礼申し上げます。
私は現在、東京都にて修習に励んでおります。東京修習は、扱う事件の規模や内容が多岐にわたり、また複雑な事件も多いことから、日々その圧倒的な情報量とスピード感に刺激を受ける毎日です。冬の澄んだ空気の中、配属先事務所や弁護士会館へと向かう道すがら、法曹としての第一歩を歩み出していることへの責任を改めて噛み締めております。
さて、現在、司法修習もいよいよ大詰めを迎えております。これまでに、民事裁判、刑事裁判、検察、および弁護の各分野別実務修習、そして和光での集合修習を無事に終えることができました。現在は、自らの進路や興味に合わせて研鑽を積む「選択型修習」の期間に入っております。それと同時に、目前に迫った二回試験に向けて試験対策に励む日々です。精密に記録を読み込み、事実を的確に評価して結論を導き出す作業が五日間に渡り試される同試験は、法曹実務家としての能力だけでなく体力をも試される試練ですが、早稲田で培った「進取の精神」を糧に、同期と切磋逞しくしながら準備を進めております。
これまでの修習を通じて得た最大の学びは、法というものが、単なる文字の羅列ではなく、生身の人間同士の間で発生する問題を解決するための「生きた道具」であるということです。記録の向こう側には、一人ひとりの人生や生活があり、法曹の判断一つがその行先を大きく左右します。実務の現場で先輩方の背中を拝見し、法的知識の深さはもちろんのこと、当事者の心情に寄り添いつつも客観性を失わない、高い倫理観と人間力・問題解決能力の重要性を痛感いたしました。
今後は、残された修習期間を一日たりとも疎かにせず、まずは二回試験という大きな壁を乗り越えたいと思います。そして、実務家としての基礎能力を確固たるものにし、社会に貢献できる法曹となれるよう、一層の精進を重ねる所存です。
末筆ながら、先輩方のご健勝とご多幸を心よりお祈り申し上げ、近況報告とさせていただきます。
第78期司法修習生 初代尚樹
今月号をもちまして、78期司法修習生による「修習生だより」の連載は終了し、次号より79期司法修習生へと襷を繋ぎます。これまで一年間にわたり、本連載をご高覧いただきましたこと、厚く御礼申し上げます。
◆ 災害復興支援クリニック活動報告
法学研究科法曹養成専攻3年 兼板祐太朗
会員の皆様には、平素より格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。早稲田大学法学研究科法曹養成専攻3年の兼板祐太朗と申します。この度は寄稿の機会をいただき、誠にありがとうございます。本稿では、先日行われた奥能登地域での災害復興支援クリニックの活動について記していきたいと思います。
能登半島地震の発生から2年が経過しましたが、依然として家を失ったまま、仮設住宅での生活を余儀なくされている方が多く存在します。能登町の公民館で行った「おしゃべりカフェ」では、仮設住宅に入居されている方とお菓子やお茶を楽しみながらおしゃべりをしたり、架空の事例をもとに受けられる支援制度をロールプレイするボードゲームを行ったりして交流を深めました。私が能登に行くのは3回目でしたが、復興が進んだという実感はなく、もとの暮らしに戻っていくのはまだずいぶん先なのだろうと感じました。それでも、住民の方々は皆明るく、悲観的な様子はあまり見らなかったことが印象的でした。
今回ははじめての試みとして、珠洲市の小中学生からまちづくりに関する意見を聞くワークショップを実施しました。「珠洲市に人を呼ぶには?」というテーマで、思いついたアイデアを付箋に書き出してもらい、出たアイデアをグループごとに議論して深めていきました。「もっと遊び場を作ってほしい」という子どもならではの意見や「ゴミのポイ捨てがある」などおとなに対する辛辣な意見も飛び出し、大変盛り上がりました。ワークショップの冒頭では子どもの権利条約にも触れ、子どもにも意見を表明する権利があることを伝えました。子どもたちにそのことを少しでも理解してもらえたなら、これに勝る喜びはありません。
弁護士の役割は多岐にわたりますが、その本質は「人々と社会をつなぐ」ことにあるのではないかと私は考えています。私はまだ弁護士ではありませんが、今回の能登での活動で、支援制度に関するボードゲームを通して仮設住宅の方々と社会をつなぎ、ワークショップで子どもたちと社会をつなぐことができたと感じています。災害復興支援クリニックが、これからも継続的にその役目を果たしてくれることを願っています。
最後になりますが、今年も3年生の卒業の時期になりました。卒業生たちは、早稲田での教えを胸に、さまざまなかたちで社会に貢献していきます。在学中に賜ったご支援の数々に心からの感謝を申し上げます。
◆ 【シクミネット:今年度の合格者・修習生の方へ】
会員種別の変更時期について(再掲)
今年度の合格者・修習生の方へ
現「今年度の合格者」「修習生」につきまして、稲門法曹会事務局の方で会員種別の変更をいたします。変更時期につきましては原則下記の通りとなります。
- **「今年度の合格者」は翌年3月末に原則「修習生」**に変更
- **「修習生」は翌年3月末に原則「正会員(登録10年未満)」**に変更
- ※会費が発生いたします。
上記の変更が当てはまらない方に関しては、 個別に事務局宛にご連絡をいただけましたら対応いたします。 何卒よろしくお願いいたします。
問い合わせ先:稲門法曹会事務局 tohmon@legalcommons.jp
◆ 法学学術院・定年退職教員最終講義(再掲)
一般の方も聴講が可能ですので、ふるってご参加ください。 “オンライン講義”とある場合、詳細が確定次第、下記ホームページにて情報を更新いたします。
- 中島 徹先生
- 憲法と想像力-日本国憲法で考えるいま
- 2026年3月14日(土)14:00~16:00(対面)
- 早稲田キャンパス・8号館106教室
詳しくはホームページをご参照ください。 早稲田大学HP 法学部HP
◆ 稲門法曹の新刊(2025年12月~2026年2月)
※成文堂インターネット書店の新刊書籍より
- 黒沼悦郎「公開会社法入門」日本経済新聞出版
- 長谷部恭男「憲法講話《第3版》」有斐閣
- 高林龍「標準 著作権法[第6版]」有斐閣
- 鎌田薫ほか編「新基本法コンメンタール民法総則」日本評論社
- 山野目章夫監修「[改訂]認可地縁団体・記名共有地をめぐる実務Q&A」日本加除出版
- 山本敬三監修「民法7家族[第2版]」有斐閣
- 吉田修平「Q&A所有者不明土地の法律相談」プログレス
- 小松圭介ほか「刑事弁護の実践」有斐閣
- 小野山静ほか「最新テーマ別[実践]労働法実務12育児介護休業の法律実務」旬報社
- 牧野和夫・河村寛治・飯田浩司「国際取引法と契約実務[第4版]」中央経済社
- 長谷川俊明「法律英語のカギ 契約・文書 [改訂第2版]」第一法規
- 三平聡史「共有不動産の紛争解決の実務 [第3版]」民事法研究会
- 桑野雄一郎・澤田将史ほか「相談事例で学ぶ生成AIの活用と法務」有斐閣
- 木村一輝「設例で学ぶ個人情報管理と漏えい等対応」商事法務
- 江見健一ほか編著「実務必携 刑事手続」立花書房
- 本柳祐介「ファンド契約の実務Q&A [第4版]」商事法務
- 酒井啓亘ほか「防衛実務国際法[第2版]」弘文堂
◆ 稲門法曹奨学金への寄付方法(クレジットカード・ネットバンキング)のご案内
早稲田大学大学院法学研究科法曹養成専攻(法科大学院)では、優秀な法曹として嘱望される能力を持ちながら、経済的な理由から修学が困難な学生に対し、その夢や志を断念することのないよう「稲門法曹奨学金」を設置し、皆さまのご支援・ご協力をいただいております。
「稲門法曹奨学金」は、皆さま方からの毎年の寄付金により運営されるものであり、次年度以降も奨学金を継続するために、さらに皆さま方からの募金のご協力を仰がねばなりません。
何とぞ、奨学金募金の趣旨をご理解いただき、暖かなご支援とご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
なお、Webサイトから、クレジットカード・ネットバンキングでご寄付いただくことも可能ですのでご案内申し上げます。
≪早稲田大学へのご支援をお考えの方へ≫ https://kifu.waseda.jp/
- 右上の「寄付をする」をクリック
- 下記の条件に同意し「寄付を申し込む」をクリック
- 入力サイトでは以下の通り区分の入力をお願いします。
- **申込者区分:**個人
- **寄付の種類:**奨学金 (※奨学金を選択すると、下段に指定先が出てきます)
- **指定先:**稲門法曹奨学金(指定なし) または 稲門法曹奨学金(法学未修者向け)
上記どちらかを選択のうえ、お申し込みをお願いいたします。
本学の伝統を受け継ぎ、進取の精神をもって法のもとに正義を貫く志の高い優秀な稲門法曹を一人でも多く育成することを念願し、法科大学院の学生のための奨学金として「稲門法曹奨学金」を創設し、これまで支援を行ってまいりました。
法曹として第一線で活躍されている校友および関係者に募金を呼びかけ、これまで多額の浄財が寄せられております。稲門法曹の皆様の熱意に厚く御礼申し上げるとともに、引き続きご支援賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
【発行】稲門法曹会 〒169-8050 東京都新宿区西早稲田1-6-1 法務教育研究センター内 e-mail: tohmon-jimu@list.waseda.jp URL: http://www.waseda-legal-alumni.jp/
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