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稲門法曹会メールマガジン No.2018-11
2018/11/10 第73号
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┏━ Index ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃● 修習生だより(71期司法修習生 高橋祐二さん)
┃○ 2018年度総会報告
┃● 2018稲門祭報告
┃○ 「早稲田大学法務研究論叢」第4号 掲載原稿募集のお知らせ
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修習生だより
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第71期司法修習生 高橋祐二
京都の地より失礼致します。
71期司法修習生の高橋祐二と申します。今月号のメルマガを担当致します。
よろしくお願い致します。
さて、京都は言わずと知れた古都であり、1200年を超えるその歴史には、筆
舌に尽くしがたい文化が根付いております。
殊に、寺社仏閣の数々は、建築それ自体が美しいばかりか、総本山、大本山
等が密集していることからも、その格式の高さに圧倒されるばかりです。
また、あの院政を極めた白河上皇がかつて支配できないと嘆いた鴨川は、そ
れ自体美しい清流となり、東山と映えることで、さらなる美観を呈しており、
京都の自然の美しさもまた一興であると感じております。
そして、私が修習をしておりました京都地裁は、京都御所のすぐ南に建てら
れており、正面玄関は北を向いております。
この立地を初めて見たときには、天子に拝謁する姿勢を感じ、天子南面を彷彿
とさせ、京都の伝統の重さを感じたところでもあります。
早いもので、修習生活も余すところ1ヶ月となりました。
始まった当初は、不安ばかりが先行し、時間が経つのがゆっくりに感じられ
ました。
しかし、法壇に上がり裁判手続きを学び、被疑者の取り調べを行い、密室で
の依頼者との聞き取りを行う中で、多くの刺激を得られ、刺激の蓄積とともに、
時の経過が早まっていくのを実感しました。
この一年を通じ、少しでも法曹会の空気に馴染むことができたのではないか
と実感しております。
現在は、選択修習を行なっており、民事模擬裁判、刑事模擬裁判をはじめ、
週替わりで様々なプログラムの修習を経験しております。
とりわけ、京都は、司法過疎地域での弁護士業務を体験するというプログラ
ムがあり、天橋立(京都府北部)や木津方面(京都府南部)での弁護士業務を垣間
見るという修習ですが、私は、京都府相楽郡で事務所を構える先生にお世話に
なりました。立地はほぼ奈良という地域柄で、生活圏文化圏共に奈良という感
覚を覚えましたが、行政区分、裁判管轄が京都という息苦しさを覚えたのもま
た事実です。
また京都府南部には地裁支部がなく、地裁管轄事件であれば、京都地裁に行
くか、奈良地裁にしてもらうかという選択を余儀なくされます(笑)。実際の
期日の際、京都家裁まで自動車で1時間30分のドライブを楽しむというのも良
い思い出となっています。
秋も深まり紅葉真っ盛りの京都ですが、京都の紅葉は真紅と申しますか、非
常に赤の映える美しさです。
昼間の拝観も美しいですが、やはり夜間拝観は格別の美しさです。
12月には嵐山花灯路も控えており、自然を重んじる行事が目白押しですが、
今月は、来たる2回試験に向け粉骨砕身、努力を重ねてまいります。
ご拝読ありがとうございました。
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2018年度総会報告
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稲門法曹会事務局
去る10月20日(土)に、リーガロイヤルホテル東京にて、稲門法曹会理事会・
総会を開催いたしました。今年は役員改選期にあたり、理事会にて2016-2017年
度会長の山田勝利弁護士(東京支部・二弁)が二年間の任期を終えられ、2018-2
019年度の新会長に吉岡桂輔弁護士(東京支部・東京)が選任されました。また、
副会長、常任理事、理事につきましても改選が行われました。2018-2019役員名
簿は追って稲門法曹会Webサイトにて掲載致します。
その後の記念講演は、鎌田薫教授(当時早稲田大学総長)による「稲門法曹会
の意義と役割創立から-10年を振り返って-」でした。
鎌田教授は稲門法曹会発足当時、法務研究科長として設立の中心となって尽力
されました。
講演では、稲門法曹会10周年にあたり、会の設立趣旨や経緯、法曹教育を巡
る環境の変化と最高の法曹教育を行うために取り入れた方針等が語られ、稲門法
曹の教育に心を砕いてこられた様子に、合格者のみではなく参加者の方々にとっ
ても会のことをいま一度知る貴重な機会となりました。
記念講演会の後は、懇親会が開催されました。会場には、今年の司法試験合格
者を含め、多くの稲門法曹の方にご参加いただきました。
今年も合格者全員および参加者全員での写真撮影を行い、また、今年は初めて
の試みとして、キッズスペースの設置を行いました。ご家族でも参加できる会と
して今後も気軽にご参加いただけるよう検討を進めて参ります。
懇親会の会場では、修習先地域の弁護士や裁判官、検察官の先輩と話す合格
者や、恩師に祝福される合格者、また若手法曹同士の交流等が見られ、大変盛り
上がっていました。また、Facebookで募られていた若手法曹の懇親会も終了後に
開催され、こちらも盛況だったとのことです。
なお、今年も司法試験合格者を対象に、記念品として稲門法曹会オリジナル
名刺入れを配布しました。ぜひご活用いただき、修習先での稲門法曹ネットワー
クの構築に役立てていただければと思います。
来年は、10月26日(土)に開催を予定しておりますので、ぜひご参加ください。
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2018稲門祭報告
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稲門法曹会事務局
今年も去る10月21日(日)に、早稲田大学にて開催された「2018稲門祭」に無料
法律相談のブースを出店いたしました。
今年は晴天に恵まれ、多くの来場者で賑わっており、当会のブースにも、の多くの
方々が相談に来られ、ブースを出して以来最多の相談件数となりました。事務局以外
からも会員の有志数名に相談を担当していただきました。ありがとうございました。
稲門祭へいらした会員の方にもお立ち寄りいただき、また、ご近所でブースを出さ
れていた他稲門会の方々とも積極的に交流を行いました。
当会の会員でもある鎌田薫総長も稲門法曹会のブースに立ち寄られ、また稲門祭最
後のグランドフィナーレ後は早稲田学報取材班の取材・写真撮影(稲門法曹会会旗と
ともに)に応じられました。
例年大隈講堂前で行われるグランドフィナーレでは、多くの参加者とともに夕暮れ
の大隈講堂前で、紺碧の空、早稲田の栄光、ひかる青雲、そして早稲田大学校歌を歌
い上げ、今年の稲門祭も締めくくられました。
来年以降も、稲門祭に出店する予定でございます。来年はさらに多くの稲門法曹に
お集まりいただき、稲門祭を楽しみつつ、稲門祭参加のみなさまに法律相談の機会を
設けられればと考えております。
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「早稲田大学法務研究論叢」第4号 掲載原稿募集のお知らせ
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本学卒業生・修了生の実務法曹の皆様へ
早稲田大学大学院法務研究科・法務教育研究センター
早稲田大学大学院法務研究科・法務教育研究センターでは、毎年、紀要として
「早稲田大学法務研究論叢」を発行しております。
現在、「早稲田大学法務研究論叢」第4号の掲載原稿を募集しております。
本学卒業生・修了生の実務法曹の方が単名で原稿を掲載するためには、以下の
要件が必要となります。
なお、掲載申込後、「早稲田大学法務研究論叢の編集に関する内規」に従い、
編集委員会が掲載の許否を決定します。
<掲載要件>
①本学法務研究科または法学研究科出身の実務法曹の方
…法務教育研究センターまたは法学学術院教員1名以上の者により掲載を
積極的に推薦する理由を明示した文書があること。
②本学を卒業または修了した実務法曹の方
…編集委員会が特に認めたこと。
※いずれの場合も、原稿の申込みは本学法学学術院教員が行う必要があります。
<募集要項>
掲載申込用紙締切日
2018年11月12日(月)17時(厳守)
原稿締切日
2019年1月8日(火)17時(厳守)
発行日
2019年5月(予定)
原稿の掲載を希望される方は、推薦者/申込者となる本学法学学術院教員へ
ご連絡ください。
なお、本学法学学術院教員であった方が原稿の掲載を希望される場合や、連名
での掲載を希望される場合には、別の要件となりますので、詳細は法務教育研究
センターまでお問い合わせください。
以上
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ご支援・ご協力のお願い
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本学の伝統を受け継ぎ、進取の精神をもって法のもとに正義を貫く志の高い優
秀な稲門法曹を一人でも多く育成することを念願し、法科大学院の学生のための
奨学金として「稲門法曹奨学金」を創設し、これまで支援を行ってまいりました。
法曹として第一線で活躍されている校友および関係者に募金を呼びかけ、これ
まで多額の浄財が寄せられております。稲門法曹の皆様の熱意に厚く御礼申し上
げるとともに、引き続きご支援賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
・稲門法曹奨学金へのご支援のお申込:こちらをご参照ください。
http://www.waseda.jp/folaw/gwls/alumini/support/
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【発行】稲門法曹会
〒169-8050 東京都新宿区西早稲田1-6-1 法務教育研究センター内
Tel:03-3208-9592 e-mail: tohmon-jimu@list.waseda.jp
URL: http://www.waseda-legal-alumni.jp/
※配信停止をご希望の方は、タイトルに「配信停止」、本文に「氏名」を記載の
うえ、legal-alumni@list.waseda.jp までお送りください。
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