稲門法曹会メールマガジン No.2025-6 2025/6/10 第152号 |
◇このメールマガジンは、稲門法曹会会員専用システムにメールアドレスをご登録いただいた方へお送りしています。配信停止をご希望の方は、メール末尾の手順にてご連絡ください。 ◇稲門法曹会HP:http://www.waseda-legal-alumni.jp/ ◇2024年10月号より、メール形式を変更してお送りしております。 |
Index 〇修習生だより(第78期司法修習生 小原裕明) 〇2025年度早稲田大学法学部横川敏雄記念公開講座「日本の外交課題と国際法」 〇稲門法曹奨学金への寄付方法(クレジットカード・ネット バンキング)のご案内 |
修習生だより |
第78期修習生 小原裕明 初めまして、第78期修習生の小原裕明と申します。 何卒よろしくお願い申し上げます。 私の所属する立川3班は、なんと6人中5人が早稲田出身者(学部卒3名、院卒2名)というとても早稲田色の強い班となります。他方で、78期の中で有数のダイバシティーに富んだ修習班でもあると思います。メンバーは学部在籍中の司法試験最終合格者1人、同在籍中の予備試験合格者1人、千葉大院卒1人と社会人経験者3人(職種も官僚からITまで様々です)で、うち1人が60代、1人が50代と経歴、年齢ともに幅広です(ちなみに私は平均年齢を大きく押し上げている50代後半の1人となります)。 東京に住んでいるにもかかわらず立川には20~30年振り?に訪れましたが、以前より所在する伊勢丹・高島屋の2大デパートから、三井住友信託・三菱UFJ信託等々の富裕層をターゲットとする多数の金融機関、ビックカメラ・ヤマダデンキをはじめとする名立たるチェーン店は全部揃っていそうですし、表参道ライクなGreen Springsという街路樹の整備された美しい遊歩道沿いに洒落たお店が多数存在する等、その発展ぶりに驚かされました(多摩地区に長く住んでいる知人によると立川はどんどん発展しているのだそうです)。また、立川からモノレールで2駅の立飛駅にはビーチバレーやバーベキューを楽しめる立飛ビーチ(本当の砂浜です)、浅田真央さんのアイスリンク、バスケットのB1リーグの試合等が行われるアリーナ、ららぽーと、9ScreenのTOHOシネマズ等々のある立飛地区もあり、国分寺・国立エリアの中高生の憧れの地だそうです。 もっとも、裁判所は立川駅乗換えで多摩モノレールに立川北駅で乗車し1駅の高松駅に所在。駅前は500~600台は停められそうな広大な駐車場で数百メートル先の裁判所まで視界を遮る建物は何もなく、駅の反対側や周辺も立川市の25分の1の土地を所有する大地主の立飛グループの倉庫や敷地があり、最寄りのコンビニや飲食店まで徒歩10分ほどという立地です(本当に東京か?と思う、との裁判所職員の方の心の声がモレ聞こえてきました)。更に、東京地方裁判所と同様に立川支部の食堂はコロナで閉鎖されたまま再開されておりません(全国の裁判所が同様なのでしょうか?ハンドドライヤーや夏季のウォシュレット使用も止めて節電を徹底されており、大変に驚きました)。 それでも裁判所の周りには自治大学校の食堂(ランチは600円で複数のメニューが揃い、ごはん、みそ汁はお替り自由、味も良い)、南極・北極研究を行う?国立極地研究所の複数店舗によるバラエティーに富んだお弁当販売、立川市役所の食堂(350円から食事が可能)等々公的施設が多数あり、これらを活用させてもらい、ダイバシティーに富んだ6人一緒に毎日ランチを楽しませて頂いています(ロースクールでもそうでしたが、最近の若い方々の寛容さ、対応の柔軟さには驚きとともに感謝です)。 誌面が少なくなりましたが、立地やランチ事情だけでなく、修習生の本題である修習にも触れさせていただきます。 立川支部は、横浜本庁や仙台地裁と同規模の事件数を取り扱っているにもかかわらず、配属修習生は22名と少数で大変恵まれた学びの環境です。第一クール刑裁の裁判官の皆様もお世辞抜きで親切な方々で、裁判員裁判の傍聴・評議への陪席、多数の起案、模擬裁判等が計画的に組まれているうえ、日々の傍聴もバリエーション豊富かつその後のレクチャーも懇切丁寧に実施してくださるため、広く深い学びが可能です。また、東京三弁護士会多摩支部の皆様には懇親会を企画してくださるとともに適宜の事務所訪問も好意的に受けてくださっています。地場企業様も選択型修習自己開拓プログラムの申し出に、前例のない初の試みと言いつつも真摯に対応くださる等々、多摩地区、立川支部に司法修習生がとても歓迎されていることを感じています。このように恵まれた学びの環境で充実した日々を過ごしているため、実務修習についてから既に2か月が経過しようとしていることをすっかり忘れてしまうほどです。このような充実した修習の日々を送ることができるように、諸々のご手配、ご指導をしてくださっている多くの関係者の皆様、修習の伝統を作ってきてくださった諸先輩の皆様に心より感謝申し上げます。 |
2025年度早稲田大学法学部横川敏雄記念公開講座「日本の外交課題と国際法」 |
2025年は、第二次世界大戦後から80年、日韓国交正常化から60年の節目の年です。世界では現在、ロシアによるウクライナへの侵略(2022年2月24日)やイスラエル・ガザ紛争(2023年10月7日)が起き、国連の機能不全が指摘されています。米国で第2次トランプ政権の発足以降、こうした安全保障秩序の動揺に加えて、関税をめぐって、戦後の国際経済秩序を支えてきたGATT/WTO体制の危機も深刻化しています。世界情勢が混沌としている中で、日本の隣国である韓国では大統領が罷免され、新大統領の下で安定的な日韓関係を築いていくことができるのか注目されます。 世界情勢や日本の周辺地域の不安定化は、国内社会と国際社会の双方における「分断」がその背景にあるといえます。そこで、今年度の横川敏雄記念講演会では、実務・研究・報道の第一線で活躍されている方々にご登壇いただき、「分断」を克服してより安定した国際秩序のために、とくに国際法がいかなる役割を果たすことができるのかを議論していくことにします。多くの皆様の受講をお待ちしております。 日程:2025年6月14日(土)・21日(土)開催 全2回 会場:早稲田大学早稲田キャンパス8号館B-107教室 開催方法:対面 申込詳細:https://www.waseda.jp/folaw/law/news/2025/05/02/19609/ |
稲門法曹奨学金への寄付方法のご案内(クレジットカード・ネットバンキング) |
早稲田大学大学院法務研究科では、優秀な法曹として嘱望される能力を持ちながら、経済的な理由から修学が困難な学生に対し、その夢や志を断念することのないよう「稲門法曹奨学金」を設置し、皆さまのご支援・ご協力をいただいております。 「稲門法曹奨学金」は、 皆さま方からの毎年の寄付金により運営されるものであり、次年度以降も奨学金を継続するために、さらに皆さま方からの募金のご協力を仰がねばなりません。 何とぞ、奨学金募金の趣旨をご理解いただき、暖かなご支援とご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 なお、 Webサイトから、クレジットカード・ネットバンキングでご寄付いただくことも可能ですのでご案内申し上げます。 |
≪ご支援をお考えの方へ≫ https://kifu.waseda.jp/ 1)右上の「寄付をする」をクリック 2)下記の条件に同意し「寄付を申し込む」をクリック 3)入力サイトでは以下の通り区分の入力をお願いします。 申込者区分:個人 寄付の種類:奨学金 ※奨学金を選択すると、下段に指定先が出てきます 指定先:稲門法曹奨学金(指定なし) 稲門法曹奨学金(法学未修者向け) 上記どちらかを選択のうえ、お申し込みをお願いいたします。 本学の伝統を受け継ぎ、進取の精神をもって法のもとに正義を貫く志の高い優秀な稲門法曹を一人でも多く育成することを念願し、法科大学院の学生のための奨学金として「稲門法曹奨学金」を創設し、これまで支援を行ってまいりました。 法曹として第一線で活躍されている校友および関係者に募金を呼びかけ、これまで多額の浄財が寄せられております。稲門法曹の皆様の熱意に厚く御礼申し上げるとともに、引き続きご支援賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 |
![]() | 【発行】稲門法曹会 〒169-8050東京都新宿区西早稲田1-6-1法務教育研究センター内 e-mail:tohmon-jimu★list.waseda.jp (★)を@に置きかえてください。 URL:http://www.waseda-legal-alumni.jp/ |
配信停止をご希望の方は、タイトルに「配信停止」、本文に「氏名」を記載のうえ、legal-alumni★list.waseda.jpまでお送りください。 ※(★)を@に置きかえてください |