メールマガジン

稲門法曹会メールマガジン 第75号 No.2019-1

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   稲門法曹会メールマガジン No.2019-1

                   2019/1/10 第75号

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 新年あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願い致します。
 

┏━ Index ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃● 修習生だより(72期司法修習生 河野正嗣さん)
┃○ 女性法曹カフェ 開催報告
┃● 稲門法曹奨学金への寄付方法(クレジットカード・ネットバンキング)のご案内
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修習生だより
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                      72期司法修習生 河野正嗣

 これを書いているのは12月の末で、早いもので2018年も暮れ行きます。掲載され
るときは2019年になっていることでしょう。明けましておめでとうございます。
第72期司法修習生の河野正嗣と申します。

 司法試験が終わりひと段落したと思ったのも束の間、いよいよ修習が開始です。
まずは2018年12月から和光市の司法研修所での導入修習が開始されました。和光市
の司法研修所までは和光市駅から徒歩約20分から25分程度と多少距離があり、軽い
ウォーキングになります。12月の初めは少し冷えますが、1日25分くらい気分転換
に歩くのもいいものです。15日間は怒涛のように過ぎてゆき毎日かなり疲れました
が、得るものや課題の多い充実した濃度の高い導入修習になりました。

 導入修習は実務に向けて足りない点、学習が必要な点を発見し実務修習に備える
というもので、講義や即日起案で学習を進めていきます。講義については長い講義
を聴いていること自体が久々でした。ですが、研修所作成のDVD視聴やグループワ
ークを交えるなどして飽きないような工夫がされていたと思います。即日起案は民
亊弁護では訴状、検察では終局処分起案の犯人性に関する部分等、初めて書くもの
については書式や構成をまず悩むところから始まりました。法科大学院で裁判官派
遣教員の先生による事前の勉強会があり、似たような感覚で多少の対応ができまし
たが、やはり修習での起案と司法試験の答案はそもそも問う点が異なるのだなと思
いました。一方で教官からは、事実認定に困難さを感じる理由として、実体法上の
知識が足りない場合があるという指摘を受けました。実体法上の要件に沿うように
過不足なく事実認定をする作業を通じて、基本的な実体法上の知識の大切さを実感
させられました。課題は多くあります。自分で克服できる点と体験をしなければわ
からない点を見極めて実務修習に備えたいと思います。

 また、1年間修習を共にする修習生の仲間たちやお世話になる教官の方々との最初
の交流をする機会でもありました。自分は東京修習ですが、クラスの同期の修習生
の中には私と同様に法科大学院を修了した方のほかにも、学部在籍時等に予備試験
を突破した方、長い社会人経験がある方、お子さんがいらっしゃる方等々、様々な
背景や年齢層の方が幅広く在籍されており、法科大学院の時以上に多様な方々がい
らっしゃいました。自分の世界が広がったように感じました。また、二回に分けて
昼食時に自己紹介の時間がありました。皆さん多様な趣味をお持ちで、初日の終盤
だった私は特に言うことが思いつかず、漫画本を集めていますという話で落ち着き
ました。これが意外と披露してみるもので、似たような趣味の友人ができました。
人と人とのつながりを大事にしていきたいと思います。

 1月から実務修習が始まります。今回の導入修習で得たものや課題を参考に自分で
できる準備はしたうえで、充実した実務修習にしたいと思います。お会いすること
がありましたらどうぞよろしくお願いいたします。


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  女性法曹カフェ 開催報告
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               早稲田大学大学院法務研究科1年 小野 真穂

 2018年12月7日、27号館にて、FLP(Female Lawyers Project、早稲田大学大学院
法務研究科女性法曹輩出促進プロジェクト)主催の「女性法曹カフェ」を開催いたし
ました。
 本企画は特に女性の学生に身近なロールモデルを提供することを趣旨として毎年
開催しており、本年は約20名の学部生やロースクール生が参加する中、現役法曹とし
て活躍されている早稲田ロースクールご出身の青木美佳さん(弁護士、山崎・秋山・
山下法律事務所)、西原以久美さん(弁護士、アマゾンジャパン合同会社)、松岡
佐知子さん(弁護士、株式会社LIFULL)、三浦あやさん(裁判官、東京地方裁判所)
の4名にパネリストとしてお集まりいただき、ロースクールでの過ごし方、普段の仕
事やワークライフバランスについてお話しいただきました。
 講演では学生も真剣な眼差しでパネリストの方々のお話に聞き入っていましたが、
その後は参加者全員が輪になって、お菓子をつまみながら和やかな雰囲気で質疑応答
を行うことができました。

 私自身、早稲田のロースクールに通い日々勉強する中で、今まで女性の法曹の方々
にお会いする機会があまりありませんでした。ロースクール内でも女性の割合は少な
く、将来に不安を覚えたり、心細く感じたりすることもありました。しかし、この機
会に勉強や生活のことだけでなく、普段あまり聞くことのできない結婚や妊娠、育児
など、女性ならではのお話も伺うことができ、今まで以上により具体的な将来像を描
くことができたように思います。

 参加した学生の中にはロースクールの入学を控えた新入生の方も多くいらっしゃい
ました。最初は不安そうな様子でしたが、会場の和やかな雰囲気に安心したのか、講
演後の質疑応答の時間では積極的に発言し、この企画がロースクールでの生活やこれ
からの勉強の方向性を見つける良い場となったのではないかと思います。

 この度、ご参加、ご協力いただいた皆様には心より感謝申し上げます。学生たちが
法曹への思いを強め、日々勉強に励むためにも、このような企画を今後も継続してい
ただきたく思います。OBOGの皆様におかれましては、今後とも、より一層のお力添え
をよろしくお願いいたします。




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  稲門法曹奨学金への寄付方法(クレジットカード・ネットバンキング)のご案内
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  早稲田大学大学院法務研究科では、優秀な法曹として嘱望される能力を持ちながら、
 経済的な理由から修学が困難な学生に対し、その夢や志を断念することのないよう
 「稲門法曹奨学金」を設置し、皆さまのご支援・ご協力をいただいております。

 「稲門法曹奨学金」は、皆さま方からの毎年の寄付金により運営されるものであり、
 次年度以降も奨学金を継続するために、さらに皆さま方からの募金のご協力を仰がね
 ばなりません。
 
  何とぞ、奨学金募金の趣旨をご理解いただき、暖かなご支援とご協力を賜ります
 よう、よろしくお願い申し上げます。

  なお、Webサイトから、クレジットカード・ネットバンキングでご寄付いただく
 ことも可能ですのでご案内申し上げます。


  ①寄付Webサイト http://kifu.waseda.jp/contribute/ へアクセス

  ②「使途から寄付先を選ぶ」の枠内の「寄付先」のプルダウンメニューから
   「奨学金」を選択し、「寄付お申込フォーム」ボタンを押す。

  ③ご案内を確認いただき、「寄付を申し込む」。

  ④「指定先」のプルダウンメニューから「稲門法曹奨学金」を選択し、情報を
  入力して決済画面へ。


  ご支援、ご協力のほど何卒よろしくお願い申し上げます。

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  ご支援・ご協力のお願い
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  本学の伝統を受け継ぎ、進取の精神をもって法のもとに正義を貫く志の高い優
 秀な稲門法曹を一人でも多く育成することを念願し、法科大学院の学生のための
 奨学金として「稲門法曹奨学金」を創設し、これまで支援を行ってまいりました。

  法曹として第一線で活躍されている校友および関係者に募金を呼びかけ、これ
 まで多額の浄財が寄せられております。稲門法曹の皆様の熱意に厚く御礼申し上
 げるとともに、引き続きご支援賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

 ・稲門法曹奨学金へのご支援のお申込:こちらをご参照ください。
        http://www.waseda.jp/folaw/gwls/alumini/support/


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【発行】稲門法曹会
  〒169-8050 東京都新宿区西早稲田1-6-1 法務教育研究センター内
    Tel:03-3208-9592 e-mail: tohmon-jimu@list.waseda.jp
      URL: http://www.waseda-legal-alumni.jp/
 ※配信停止をご希望の方は、タイトルに「配信停止」、本文に「氏名」を記載の
  うえ、legal-alumni@list.waseda.jp までお送りください。
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