メールマガジン

稲門法曹会メールマガジン 第107号 No.2021-9

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   稲門法曹会メールマガジン No.2021-09


                   2021/9/10 第107号

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◇このメールマガジンは、稲門法曹会会員専用システムにメール
 アドレスをご登録いただいた方へお送りしています。配信停止
 をご希望の方は、メール末尾の手順にてご連絡ください。

◇稲門法曹会HP:http://www.waseda-legal-alumni.jp/


┏━ Index ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃〇2021/10/2(土)総会・記念講演会 オンライン開催案内
┃○修習生だより(74期司法修習生 増田亮太)
┃○ロースクール生だより(法務研究科3年 下田哲寛)
┃○連続講演会企画 第2回開催報告
┃〇法務研究科 2021年度春季エクスターンシップ・プログラ
┃ム学生受入のお願い
┃○ 稲門法曹奨学金への寄付方法(クレジットカード・ネット
┃ バンキング)のご案内
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  2021/10/2(土)総会・記念講演会 オンライン開催案内
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                  稲門法曹会事務局


 今般の新型コロナウイルスの感染拡大を受け、今年度の総会に
つきまして、昨年同様、インターネットを利用したオンライン会
議での開催とさせていただきたく、ご案内申し上げます。
 会員の皆様におかれましては、下記フォームよりご出欠のご連
絡をお願いいたします。


■総会・記念講演会 出欠確認票フォーム
(理事など役員の方は別のフォームをメールでご案内しますので、
そちらにご回答をお願いいたします)
 https://forms.gle/jH1D6TvnNF4mPG4L6

■概要
【2021年度 稲門法曹会総会】
 開催日時 2021年10月2日(土)14:00~14:50
 開催方法 オンライン開催(Zoom使用)
 議  題 事業実施報告 等
※参加方法と会議資料は追ってお送りいたします。

【2021年度 稲門法曹会記念講演会】
 開催日時 2021年10月2日(土)15:00~15:30
 開催方法 オンライン開催(Zoom使用)
 講演者  稲川達也先生(弁護士・高橋綜合法律事務所)


 ※ご参加方法につきましては、ご出席のご連絡をいただいた皆様
に、後日メールにてご案内致します。
 ※Zoomでのご参加には、インターネットに接続できるパソコン
タブレット、またはスマートフォンが必要です。


最新情報はWebサイトにて更新いたします。
http://waseda-legal-alumni.jp/?p=1669


※理事会も同日開催予定です。理事の皆様には追ってご案内いた
します。



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  修習生だより
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               第74期司法修習生 増田亮太

 会員の皆様には、平素より格別のお引き立てを賜り、誠にありが
とうございます。第74期司法修習生の増田亮太と申します。
去る8月中旬に日本各地を襲った記録的な豪雨に見舞われ、被害を
受けられた皆様に心よりお見舞い申し上げます。

 私の修習地の札幌では、8月にオリンピックのマラソン競技が開
催され、私はテレビで観戦しておりました。4月から札幌に引っ越
して、(日が浅いので北海道民の方には失礼かと存じますが)第二
の故郷のように感じている札幌の各地をランナーが駆け抜けていく
様は感慨深いものがありました。

 8月中旬まで、私たち第74期司法修習生は分野別実務修習の第2
ール期間を、8月下旬からは第3クール期間を過ごしております。
私の第2クール期間は弁護修習でした。指導担当の弁護士先生にお
話になり、ありのままの弁護士業務を余すことなく見せていただき
そして学ばせていただきました。何よりも、何事も実際にやってみ
ければ分からないと感じた7週間でした。被疑者接見に同行し、被
者の方とコミュニケーションをとることに非常に苦心しました。そ
に伴い、勾留決定に対する準抗告を行うに際して、まず被疑者本人
その御両親から情報を頂くことがこんなに難しいこともあるのかと
感し、実際の弁護士業務の難しさを垣間見ました。また、検察庁か
訴前本鑑定(精神鑑定)が実施される見込みの旨が伝えられた際に
私は、起訴前本鑑定がどのような態様で行われ、その目的が何かな
について知らなかったということがあり、手続や制度につき知識や
験を常に広げていかないと迅速に良い弁護方針を決めることはでき
いとも感じました。そのようなこともありながら、接見を繰り返し
話をする内に被疑者の方が心を開いてくださり、私や指導担当の弁
士先生と少しずつやり取りができるようになっていったことには、
護士業に対するやりがいと小さな達成感を抱くことができ、良い修
をさせていただいたと思っております。

 分野別実務修習期間の4クールのうち、既に半分が過ぎましたが、
私としては、残り半分も積極的に学び、良い修習にしようという思
を強くした8月でした。

 拙文ではございますが、最後までお読みいただきまして、誠にあり
がとうございました。




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  ロースクール生だより
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         早稲田大学大学院法務研究科3年 下田哲寛

 会員の皆様には、平素より格別のお引き立てを賜り、誠にありが
とうございます。早稲田大学大学院法務研究科3年の下田哲寛と申
します。

 早稲田大学大学院法務研究科は、様々なバックグラウンドを持つ
人々を多く受け入れているところが特色の一つであり、今回、その
一人として本寄稿のお声がけをいただきました。僭越ではございま
すが、私の少々特殊な経歴を踏まえつつ、ロースクール生活につい
てご報告させていただきます。

 私は防衛大学校を卒業した後、航空自衛隊に入隊しました。そし
て今も現役の自衛官です。もともとはパイロットとして訓練に励ん
でいたのですが、新たに「法務」の職を付与された際に、強く希望
し、本法務研究科に国内留学させてもらえることとなりました。
操縦桿をボールペンに持ち替え、コックピットから自習室のキャレ
ルへと場所を変え、日々の勉学に励んでおります。

 航空自衛隊の法務は、指揮官や各幕僚に法的助言をし、航空自衛
隊の諸活動の適法性を確保することを職務の1つとしています。求
められたときに適切な助言をすることはもちろんのこと、法的な問
題が生じないよう事前に意見具申することも重要です。そのために
は、常に法的な視点によるアンテナを張っている必要があり、普段
の講義を通して学ぶ基礎7法の条文や判例の知識が不可欠となりま
す。
著名な先生方による日々の講義を受けてそれらの知識を身に付けら
れる機会に恵まれ、大変有難く思っております。

 また、講義の選択科目では、民事クリニックや弁護士事務所への
エクスターン、民事弁護実務など、実務系の科目を積極的に履修し
ております。講義で学んだ理論が実務においてどのように活かされ
るのかを学ぶことで、分野横断的な実務家の観点から物事を分析す
る能力を得られると考えたためです。実際に経験したことの一例と
しては、相続の際に、民法的な視点は当然として、税法の視点から
問題となり得ることがないか検討すべき事案に触れる機会があり、
多角的な視点を持つことの大切さを学びました。

 入学してから早くも2年半が経とうとしており、修了まで残り僅
かとなりました。少しでも多くのことを学び取れるよう、引き続き
精一杯研鑽を積みたいと思っております。

 拙文ではございますが、最後までお読みいただきまして誠にあり
がとうございました。



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  連続講演会企画 第2回開催報告
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              稲門法曹会事務局 松坂拓也

【2021年度連続講演会第2回】が7月29日の19時からZoomのオン
ライン講演会形式で開催されました。

 今回は、堀口真先生(第一東京弁護士会)を講師にお迎えし、「
新型コロナ下での中小企業の事業再生・廃業支援 ~コロナ禍で苦
しむ中小企業を中心として~」と題しまして新型コロナ下における
中小企業の事業再生・廃業支援についてご講演いただきました。

 企業の資金繰りが悪化し、なかなか返済のめどが立たない・支払
不能となるかもしれないとなった場合、再生案件の取扱いが少ない
私にとって真っ先に思いつくのが破産です。

 しかし、今は様々な制度があり、破産以外の道が多く残されてい
ることが紹介されました。例えば、中小企業再生支援協議会を利用
した特例リスケなどを用いることで企業再建が比較的容易となるこ
とや、連帯保証している取締役の破産回避策を採ることがスタンダ
ードになりつつあること等が紹介されました。また、これらの具体
策について、堀口先生が取り扱われた案件を題材として、具体的な
資金繰表やスケジュールを踏まえて解説して頂けたことは、再生案
件の取扱いが少ない私でもイメージを持つことができました。

 本講演会には30名を超える方々に参加頂くことができ大変な盛況
となりました。

 事業再生・廃業支援は、一人の弁護士だけでなく複数の弁護士や
他士業専門家と協力して行うことができる分野です。稲門法曹会で
は、稲門法曹会内での連携だけでなく、他士業稲門会との連携も図
り、会員の皆様のつなぎ役として協力ができればと思っています。

 運営事務局としましては、会員相互の交流や実務に役立つ知識の
共有を目的として、今後もこのような企画を継続的に実施していき
たいと思っております。

 講演会のご希望、講演会に限らない各種親睦企画のご希望など、
ぜひ事務局宛にお寄せください。



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  法務研究科 2021年度春季エクスターンシップ・
   プログラム学生受入のお願い
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              早稲田大学大学院 法務研究科

 法務研究科では、春季休業期間である2022年2月中旬~3月下旬を
利用してエクスターンシップ・プログラム(当研究科正規科目)を
実施いたします。
 本プログラムでは、希望する学生を法律事務所・民間企業・各種
団体・官公庁等に受入れていただき、実務指導をお願いしておりま
す。

 本プログラムは、学生にとって、実社会の生の現場を体験するこ
とを通じて、法律家の任務と社会的責任を体得するとともに、将来
のキャリア形成に向け、視野を拡げて自己の新たな可能性を発見す
る貴重な機会となっております。

 稲門法曹の皆さまには、是非学生の受入にご協力賜りたくお願い
申し上げます。 

 過年度派遣実績は以下をご参照ください。

早稲田大学大学院法務研究科HP
https://www.waseda.jp/folaw/gwls/career/externship/

 ご協力のお申し出やお問い合わせなどがございましたら、下記法
務研究科事務所エクスターンシップ担当者までご連絡いただければ
幸いです。
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<連絡先>早稲田大学大学院法務研究科 エクスターンシップ担当
Email:law-school-cpler@list.waseda.jp



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  稲門法曹奨学金への寄付方法(クレジットカード・ネットバン
 キング)のご案内
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  早稲田大学大学院法務研究科では、優秀な法曹として嘱望さ
 れる能力を持ちながら、経済的な理由から修学が困難な学生に
 対し、その夢や志を断念することのないよう「稲門法曹奨学金」
 を設置し、皆さまのご支援・ご協力をいただいております。

 「稲門法曹奨学金」は、皆さま方からの毎年の寄付金により運営
 されるものであり、次年度以降も奨学金を継続するために、さら
 に皆さま方からの募金のご協力を仰がねばなりません。

 何とぞ、奨学金募金の趣旨をご理解いただき、暖かなご支援と
 ご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

  なお、Webサイトから、クレジットカード・ネットバンキング
 でご寄付いただくことも可能ですのでご案内申し上げます。


 ≪早稲田大学へのご支援をお考えの方へ≫

  https://kifu.waseda.jp/

1)右上の「寄付をする」をクリック

2)下記の条件に同意し「寄付を申し込む」をクリック

3)入力サイトでは以下の通り区分の入力をお願いします。
 申込者区分:個人

 寄付の種類:奨学金
 ※奨学金を選択すると、下段に指定先が出てきます

 指定先:稲門法曹奨学金

 上記を選択のうえ、お申込みをお願いいたします。


  本学の伝統を受け継ぎ、進取の精神をもって法のもとに正義を
 貫く志の高い優秀な稲門法曹を一人でも多く育成することを念願
 し、法科大学院の学生のための奨学金として「稲門法曹奨学金」
 を創設し、これまで支援を行ってまいりました。


  法曹として第一線で活躍されている校友および関係者に募金を
 呼びかけ、これまで多額の浄財が寄せられております。稲門法曹
 の皆様の熱意に厚く御礼申し上げるとともに、引き続きご支援賜
 りますよう、よろしくお願い申し上げます。



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【発行】稲門法曹会
 〒169-8050 東京都新宿区西早稲田1-6-1法務教育研究センター内
      e-mail: tohmon-jimu★list.waseda.jp 
         ※(★)を@に読みかえてください
    URL: http://www.waseda-legal-alumni.jp/
 ※配信停止をご希望の方は、タイトルに「配信停止」、本文に
「氏名」を記載のうえ、legal-alumni★list.waseda.jp までお送り
ください。※(★)を@に読みかえてください
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