メールマガジン

稲門法曹会メールマガジン 第122号 No.2022-12


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   稲門法曹会メールマガジン No.2022-12


                   2022/12/10 第122号

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◇このメールマガジンは、稲門法曹会会員専用システムにメール
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◇稲門法曹会HP:http://www.waseda-legal-alumni.jp/


┏━ Index ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃○修習生だより(第75期司法修習生 山上凜)
┃○稲門法曹会会報 2022年7号掲載案内
┃○『平成司法改革の研究 理論なき改革はいかに挫折したの
┃か』書評
┃〇【PICK UP】早稲田大学関連トピック
┃○稲門法曹奨学金への寄付方法(クレジットカード・ネット
┃ バンキング)のご案内
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  修習生だより
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第75期司法修習生 山上凜

 75期生の山上凜と申します。

 75期生は、1年間の修習を終え、11月中旬に二回試験を受験し、1
2月6日に合否発表を迎えました。
私も無事に合格できましたので、
12月中旬から福岡県北九州市の法律事務所で弁護士として勤務いた
します。お近くの会員の皆様におかれましては、ご厚情いただけれ
ば幸いです。

 私は、長崎県の出身で、中央大学、早稲田大学法科大学院を経て、
福井で実務修習を行いました。福井修習の雰囲気は本年8月号のメー
ルマガジンで同じ1班の合阪君が詳細に報じてくれているので割愛
いたします。
なお、福井1班にはもうひとり修習生がいるのですが、その方は本
学の理工学部を卒業し、社会人を経て、修習生となっています。1
班は全員が早稲田卒で、早稲田生の層の厚さを感じます。

 これまで福井に全く縁もゆかりもなかったのですが、修習を通じ
て、自分の職業人生の原点となる重要な場所となりました。これか
らも定期的に立ち寄り、いただいたご縁を大切にしたいと思います。

 私の友人で法科大学院も修習期も同期の西尾智之君という方がい
ます。彼は昨年の12月に不慮の事故で天へ旅立ちました。生前、彼
は子どもの権利を擁護する弁護士になりたいと語っていました。修
習を受けられることが当たり前と考えがちですが、志半ばで修習が
受けられなくなった人がいることも忘れてはならず、修習を無事に
受けることができたことに感謝しなければなりません。私は今まで
子どもの権利について関心がなかったのですが、彼の言葉や児童相
談所での修習に影響を受け、現在は子どもの権利に資する活動に何
らかの形で関与することができればと考えています。

 さて、75期生による修習生だよりは本号をもって終了です。次号
からフレッシュな76期生の方に引き継がれます。より充実した修習
生だよりになるはずです。今後ともご愛読いただければと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。


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  稲門法曹会会報 2022年7号掲載案内
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                  稲門法曹会事務局

 稲門法曹会会報 2022年7号を早稲田大学大学院法務研究科
WEBサイトに掲載いたしました。ぜひご覧ください。

https://www.waseda.jp/folaw/gwls/assets/uploads/2022/11/682f379e16207f37b50319a0a2aec48e.pdf

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  『平成司法改革の研究 理論なき改革はいかに挫折したのか』
書評
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白木敦士
   ニューヨーク州弁護士・ハワイ大学マノア校S.J.D.候補生

 本書は、平成司法制度改革において扱われた複数の改革事項につい
て、横断的に事後評価・検証を行う。本書の執筆陣には、様々な分野
の法学研究者に加え、法律実務家、ジャーナリストが含まれ、豊富な
原資料に基づいた多角的な分析が行われている。
 現在、弁護士として登録を行う者のうち約半数が新制度のもとで法
曹資格を得た者とされる。今後の司法制度改革を牽引する当事者とな
るのは、平成司法制度改革の結果として産み出された法曹たちである。
もっとも、新世代の法曹は、平成司法制度改革を、同時代的に経験し
ていないという弱みがある。多角的な観点から改革の前後に関する出
来事を客観的に記録する本書は、新世代の法曹に対して、平成司法制
度改革に関する、共通の事実認識を提供する役割を担う。
 訴訟において、事実認定と法適用は、正義の実現に際しての車の両
輪を構成するのと同様に、将来の司法制度改革においても、正確な事
実認識なくして、健全な議論はあり得ない。今後の司法改革の中心的
担い手となるであろう、新世代の法曹にとって、平成司法制度改革が、
いかなる契機を以て始まり、いかなる問題を抱え、いかに失敗したか、
そのプロセス全体に対して正しい認知を共有することは不可欠である。
「失敗は成功の母」であるならば、平成司法制度改革の失敗は、次世
代の司法改革へ向けた、好個の素材に他ならない。本書は、次世代の
改革の担い手となる弁護士にとって、強力な「冒険の書」たり得る。



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  【PICK UP】早稲田大学関連トピック
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■かえってきた早稲田駅伝
https://www.waseda.jp/inst/wavoc/news/2022/11/18/10278/

■3月卒業式等・4月入学式のご案内
https://www.waseda.jp/top/news/85686


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  稲門法曹奨学金への寄付方法(クレジットカード・ネットバン
 キング)のご案内
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  早稲田大学大学院法務研究科では、優秀な法曹として嘱望さ
 れる能力を持ちながら、経済的な理由から修学が困難な学生に
 対し、その夢や志を断念することのないよう「稲門法曹奨学金」
 を設置し、皆さまのご支援・ご協力をいただいております。

 「稲門法曹奨学金」は、皆さま方からの毎年の寄付金により運営
 されるものであり、次年度以降も奨学金を継続するために、さら
 に皆さま方からの募金のご協力を仰がねばなりません。

 何とぞ、奨学金募金の趣旨をご理解いただき、暖かなご支援と
 ご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

  なお、Webサイトから、クレジットカード・ネットバンキング
 でご寄付いただくことも可能ですのでご案内申し上げます。


 ≪早稲田大学へのご支援をお考えの方へ≫

  https://kifu.waseda.jp/

1)右上の「寄付をする」をクリック

2)下記の条件に同意し「寄付を申し込む」をクリック

3)入力サイトでは以下の通り区分の入力をお願いします。
 申込者区分:個人

 寄付の種類:奨学金
 ※奨学金を選択すると、下段に指定先が出てきます

 指定先:稲門法曹奨学金

 上記を選択のうえ、お申込みをお願いいたします。


  本学の伝統を受け継ぎ、進取の精神をもって法のもとに正義を
 貫く志の高い優秀な稲門法曹を一人でも多く育成することを念願
 し、法科大学院の学生のための奨学金として「稲門法曹奨学金」
 を創設し、これまで支援を行ってまいりました。


  法曹として第一線で活躍されている校友および関係者に募金を
 呼びかけ、これまで多額の浄財が寄せられております。稲門法曹
 の皆様の熱意に厚く御礼申し上げるとともに、引き続きご支援賜
 りますよう、よろしくお願い申し上げます。


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【発行】稲門法曹会
 〒169-8050 東京都新宿区西早稲田1-6-1法務教育研究センター内
    e-mail: tohmon-jimu★list.waseda.jp 
※(★)を@に読みかえてください
    URL: http://www.waseda-legal-alumni.jp/
 ※配信停止をご希望の方は、タイトルに「配信停止」、本文に
「氏名」を記載のうえ、legal-alumni★list.waseda.jp までお送り
ください。※(★)を@に読みかえてください
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