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稲門法曹会メールマガジン No.2024-1 2024/1/10 第135号

   稲門法曹会メールマガジン No.2024-1

                   2024/1/10 第135号

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◇稲門法曹会HP:http://www.waseda-legal-alumni.jp/

┏━ Index ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃〇修習生だより休載のお知らせ
┃〇ロースクール生だより(法務研究科既修3年 田島忠幸)
┃〇法学学術院・定年退職教員最終講義
┃〇【PICK UP】早稲田大学関連トピック
┃〇稲門法曹奨学金への寄付方法(クレジットカード・ネット
┃ バンキング)のご案内
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  修習生だより休載のお知らせ
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                     稲門法曹会事務局

76期司法修習生は12月で司法修習を終えました。
77期司法修習生は司法修習の開始が3月となるため、3月まで修習生だ
よりを休載いたします。

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  ロースクール生だより
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法務研究科既修3年 田島忠幸

 ロースクール生だよりへの寄稿を友人から依頼されたときに、最初に何を書くべきかに
ついて考えてみました。そして、在学中司法試験の受験前後のロースクールでの生活風景
について書くのがよいのではないかと思いました。そこで、今回は、2023年の1年間
を振り返り、どのようなロースクール生活を送っていたかについて寄稿したいと思います。
 ロースクールの3年生となった私の春学期は、一言で振り返ると、「司法試験受験のため
の3か月」でした。7月に控えた司法試験の受験のために、授業があるときも、そうでな
いときも、常に司法試験を意識して生活を送っていました。朝、27号館が開いてから、
夜に閉館するまで、授業がない時間帯は常に2階にあるラウンジで勉強していました。わ
からないところがあれば信頼できる友人たちにすぐに聞くことができました。また、自分
に対して質問が来た時には、その質問に回答するために知識の確認をすることができまし
た。このように、勉強をするうえではとても良い環境でした。また、お昼ご飯の時間を一
緒に過ごしてくれる友人もおり、勉強を忘れて楽しいひと時を過ごすことができました。
級友たちが司法試験に向けてひたむきに勉強している姿を見て自分もがんばらなければな
らないと強く感じました。
 司法試験が終わってからも息をつく暇はありませんでした。なぜならば、期末試験も控
えるなかで、就活がはじまったからです。特に、8月1日以降は、暑い中常にスーツ姿でさ
まざまな事務所を訪問することになりました。幸いにも、訪問してみて一番入りたいと思
えた事務所からオファーをいただくことができました。司法試験が終われば楽になると思
っていましたが、まさか就活が終わるまで息をつく暇がないとは思いませんでした。
 また、夏休み中には、2つの大きなイベントがありました。1つ目は、エクスターンシ
ッププログラムへの参加です。浜松にある法律事務所に2週間受け入れていただきました。
本年度から受入開始ということもあり、初日はどのような事務所なのかわからずとても不
安でした。しかし、温かく迎えていただき、2週間さまざまな事項を体験させてもらうこと
ができました。受け入れ先の先生方がおっしゃっていたさまざまな言葉は今でも鮮明に覚
えています。そして、この機会に。弁護士という仕事がいかなるものであるかについて、
法律知識を得た状態で知ることができたことはとても良い経験になりました。
 夏休み2つ目のイベントは、福島復興支援クリニックへの参加です。福島県の浜通りに
あるさまざまな土地を訪れて、現地の方と交流しました。原発処理水放出などで世間も再
び注目を集めるような時期において、現地を訪れて、福島のいまがどうなっているかを知
ることができてよかったです。福島県自体には、震災後も訪れていました。しかし、沿岸
部を通ることは一切していませんでした。今回、このクリニックに参加して、震災後はじ
めて沿岸部の町を訪れました。特に、建物もない更地がずっと続いている浪江町の沿岸部
の光景は今でも思い出されます。また、コミュニティにもともといた人が戻ってきてはい
ないが、その一方で新しい人をうけいれるために努力をしている人たちが多くいるという
ことを知ることができました。クリニックに参加する機会がなければ、浪江町をはじめと
する町におとずれることはなかったと思います。実際に現地で今どうなっているかをこの
目で確認することができたのでとてもよかったです。
 夏休みも終わり、秋学期になると、司法試験の勉強もひと段落したことから、実務家と
して必要になる知識を修得したいと考えました。そこで、自分の興味のある企業法務の分
野を中心に履修計画をたてることにしました。
 企業法務に関する実務家の先生の授業は、とても印象的でした。入学後、秋学期になる
まで実務家の先生による講義を受ける機会がほとんどなかったことが一つの要因ではない
かと思います。実務家の先生の授業では、いままで学んできた知識がどのように現実の社
会で生かされているかを知ることができました。
 他にも、リーガルクリニックの授業にも参加して、実際の依頼者からの相談を受けまし
た。秋学期の授業は、司法試験対策の学修と実務との架け橋になるような授業が多くあり、
受講していてとても楽しいです。
 また、秋学期になると、「忘年会」「合格祝賀会」など名前はさまざまありますが、実務
家や学者の先生方との「飲み会」が多く開催されるようになりました。特に、12月は週3
回ほど飲み会が入っており、さまざまな先生方の授業からは知ることができなかった一面
を知ることができました。このような機会が復活して、大変嬉しいです。
 今年の3月からは、念願の司法修習生になります。そして、将来においては、企業法務
に係る弁護士としてクライアントの利益のために努力していくことになると思います。そ
のためにも、残りの在学期間も気を抜かずに日々努力を続けていきたいと思います。

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   法学学術院・定年退職教員最終講義
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一般の方も聴講が可能ですので、ふるってご参加ください。

・水島 朝穂教授「「現場」からの憲法学――41年目の中間総括」
2024年1月19日(金)17:00~18:40(対面講義のみ)
早稲田キャンパス・8号館106教室

・鎌野 邦樹教授「これまで学んだこと(抵当権・借地・利息・区分所
有等)と、これから学びたいこと」
2024年2月26日(月)15:05~16:45(対面講義のみ)
早稲田キャンパス・8号館B107教室

・棚村 政行教授「これまでの研究生活を振り返って」
2024年3月16日(土)13:10~14:50(対面講義のみ)
早稲田キャンパス・8号館106教室

※詳しくは → https://www.waseda.jp/top/news/95009

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  【PICK UP】早稲田大学関連トピック
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■2024年3月卒業式等および4月入学式のご案内
https://www.waseda.jp/top/news/95950

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  稲門法曹奨学金への寄付方法(クレジットカード・ネットバン
 キング)のご案内
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  早稲田大学大学院法務研究科では、優秀な法曹として嘱望さ
 れる能力を持ちながら、経済的な理由から修学が困難な学生に
 対し、その夢や志を断念することのないよう「稲門法曹奨学金」
 を設置し、皆さまのご支援・ご協力をいただいております。

 「稲門法曹奨学金」は、皆さま方からの毎年の寄付金により運営
 されるものであり、次年度以降も奨学金を継続するために、さら
 に皆さま方からの募金のご協力を仰がねばなりません。

 何とぞ、奨学金募金の趣旨をご理解いただき、暖かなご支援と
 ご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

  なお、Webサイトから、クレジットカード・ネットバンキング
 でご寄付いただくことも可能ですのでご案内申し上げます。

 ≪早稲田大学へのご支援をお考えの方へ≫

https://kifu.waseda.jp/

1)右上の「寄付をする」をクリック

2)下記の条件に同意し「寄付を申し込む」をクリック

3)入力サイトでは以下の通り区分の入力をお願いします。
 申込者区分:個人

 寄付の種類:奨学金
 ※奨学金を選択すると、下段に指定先が出てきます

 指定先:稲門法曹奨学金

 上記を選択のうえ、お申込みをお願いいたします。

  本学の伝統を受け継ぎ、進取の精神をもって法のもとに正義を
 貫く志の高い優秀な稲門法曹を一人でも多く育成することを念願
 し、法科大学院の学生のための奨学金として「稲門法曹奨学金」
 を創設し、これまで支援を行ってまいりました。

  法曹として第一線で活躍されている校友および関係者に募金を
 呼びかけ、これまで多額の浄財が寄せられております。稲門法曹
 の皆様の熱意に厚く御礼申し上げるとともに、引き続きご支援賜
 りますよう、よろしくお願い申し上げます。


【発行】稲門法曹会
 〒169-8050 東京都新宿区西早稲田1-6-1法務教育研究センター内
    e-mail: tohmon-jimu★list.waseda.jp 
※(★)を@に読みかえてください
    URL: http://www.waseda-legal-alumni.jp/
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「氏名」を記載のうえ、legal-alumni★list.waseda.jp までお送り
ください。※(★)を@に読みかえてください