メールマガジン

稲門法曹会メールマガジン No.2026-02 2026/2/10 第160号

2026.02.10

2026/2/10 第160号

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◇2024年10月号より、メール形式を変更してお送りしております。

━ Index ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

  • 修習生だより(第78期司法修習生 中村太一)
  • 【シクミネット:今年度の合格者・修習生の方へ】会員種別の変更時期について
  • 法学学術院・定年退職教員最終講義(再掲)
  • 稲門法曹奨学金への寄付方法(クレジットカード・ネットバンキング)のご案内

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◆ 修習生だより

第78期司法修習生 中村太一

稲門法曹会 会員の皆様

1月も下旬となり、寒さが一段と厳しくなってまいりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。 二回試験が迫り、司法修習の終わりが近づくなか、法曹三者や行政官のさまざまな進路に向かっていくクラスメイトの顔を見ては、「集り散じて人は変れど仰ぐは同じき 理想の光」という歌詞が思い起こされるこの頃です。 2月号の修習生だよりを担当させていただく、第78期司法修習生の中村太一と申します。何卒よろしくお願い致します。

私は、1月中ばまで釧路で修習をしていました。 釧路地裁管内の市町村の面積の合計は北海道の4割、関東1都7県の合計に相当します。地方裁判所の管轄面積としては最も広い地方である一方で、居住人口は90万人弱であり、手付かずの自然が広がる大地です。

釧路での日々はまさに自然と隣り合わせの日々でした。 朝、家を出ると2mほどのエゾシカの群れが我が物顔で道路を闊歩し、裁判所の前ではキタキツネが野良猫の如く寝転がって欠伸をしているという牧歌的な風景に囲まれながら日々の修習を過ごしました。 釧路市内から車を1時間ほど走らせれば日本で唯一のラッコの生息地があり、道中でタンチョウやハクチョウ、オジロワシに出会うことは珍しいことではなく、生き物好きの私は日々出会う野生動物の美しさに魅せられていました。

また太平洋に臨む丘の上にある裁判所からは眼前に広がる大海原が一望でき、夕方にはバリ島、マニラに並び「世界三大夕日」と称される釧路の夕日を眺めることができます。窓から見える大自然のあまりの美しさに、思わず手を止めて眺め入ることもしばしばありました。

週末になると、車に寝袋を乗せて広大な道東(おおむね大雪山系・日高山脈より東側の地域を指します)の各地を走り回っていました。道東は個性豊かな名湯と絶景に恵まれ、各地を巡り温泉に入り、美しい景色を写真に収めました。 残雪の残る知床連山、国後島を背景に泳ぐシャチの群れたち、草木の緑が鮮やかに輝く夏の釧路湿原、摩周湖の透き通った深い藍色、海へと続く野付半島の荒涼とした大地、張り詰めた静寂が支配する冬の雪原。道東で見た景色はどれも脳裏に強く焼きついて離れません。釧路修習の10ヶ月で1万6000キロをひた走り、道東の四季折々の景色を隅々まで味わい尽くしました。

また、釧路地裁管内には、全国有数の漁港である釧路港、どこまでも放牧地が広がる根釧台地、ありとあらゆる農作物が栽培されている十勝平野があり、四季折々の美食に囲まれることができました。特に釧路のサンマやニシン、イワシといった青物の鮮度は抜群で、牡蠣やカニ、エビといった魚介の味は驚くほど味が濃く、どれも価格はお手頃とまさに天国でした。美味しい蕎麦屋さんも街中に溢れており、日々こうしたお店に通い詰めた結果、第1クールが終了した6月時点で体重が7キロも増えてしまい、その後の減量に大変苦労しました。

さて、これまで釧路という土地の魅力を書き連ねてきましたが、釧路の一番の魅力は関係者の皆さまが修習生に親切にしてくださるところだと思います。 検察官の方々は、なかなか理解がおぼつかず、要領を得ない私に対して常に言葉を尽くして説明してくださりました。 裁判官の方々は、修習生間の議論が煮詰まった時にいつも助け舟を出してくださるだけでなく、何気ない質問にも懇切丁寧に回答していただき、私たちを見守っていただいていることを実感していました。 弁護修習でお世話になった釧路の先生方、選択型実務修習でお世話になった北見・帯広の先生方からは、それぞれの街の魅力や、社会を構成するさまざまな人と向き合う弁護士という職の魅力を教えていただきました。

修習外でも親切にしていただきました。 裁判官書記官や裁判所事務官、家裁調査官の方々と一緒に飲み会をしたり、厚岸町の「牡蠣まつり」に出かけました。裁判官の方と旅行に行ったり、地裁有志で構成される「釧路地裁サウナ部」に混ぜていただき地裁の方々とサウナにも行きました。また、法曹三者対抗のソフトボール大会にも参加させていただきました。 釧路の修習生の人数は6人と、他の修習地と比べて小規模ではありますが、このように皆さまに親切にしていただいたおかげで、寂しい思いをすることもなく、とても楽しく日々を過ごすことができました。

釧路での日々はあっという間に過ぎ去り、現在は和光での集合修習の日々を過ごしています。 集合修習での起案や模擬裁判を通じて、釧路での学びが活きていることを実感するとともに、釧路の美味しい海鮮や親切な人々、四季折々の美しい景色を日々思い返し、釧路での生活がいかに素晴らしかったかを実感しています。 私は4月から愛知県の法律事務所で弁護士として勤務する予定です。釧路で学んだ日々を忘れることなく、お世話になった実務家の皆様を目標に日々研鑽を積んでいきたい次第です。まずは目前に迫った二回試験に向けて、残りの集合修習に励んでいきたいと思います。

◆ 【シクミネット:今年度の合格者・修習生の方へ】

会員種別の変更時期について

今年度の合格者・修習生の方へ

現「今年度の合格者」「修習生」につきまして、稲門法曹会事務局の方で会員種別の変更をいたします。変更時期につきましては原則下記の通りとなります。

  • **「今年度の合格者」は翌年3月末に原則「修習生」**に変更
  • **「修習生」は翌年3月末に原則「正会員(登録10年未満)」**に変更
    • ※会費が発生いたします。

上記の変更が当てはまらない方に関しては、 個別に事務局宛にご連絡をいただけましたら対応いたします。 何卒よろしくお願いいたします。

問い合わせ先:稲門法曹会事務局 tohmon@legalcommons.jp

◆ 法学学術院・定年退職教員最終講義(再掲)

一般の方も聴講が可能ですので、ふるってご参加ください。 “オンライン講義”とある場合、詳細が確定次第、下記ホームページにて情報を更新いたします。

  • 谷 昌親先生(終了しました)
    • 視覚論によるモダニズム再考
    • 2026年1月31日(土)14:00~16:00(対面講義)
    • 早稲田キャンパス・8号館313教室
  • 道垣内 正人先生(終了しました)
    • 国際私法と他の法分野
    • 2026年1月27日(火)13:10~14:50(対面+オンライン講義)
    • 早稲田キャンパス・26号館B104室
  • 中島 徹先生
    • 憲法と想像力-日本国憲法で考えるいま
    • 2026年3月14日(土)14:00~16:00(対面)
    • 早稲田キャンパス・8号館106教室
  • 原田 俊彦先生(終了しました)
    • republicについての歴史的検討
    • 2025年12月22日(月)18:55~20:35(対面講義)
    • 早稲田キャンパス・8号館B107教室

詳しくはホームページをご参照ください。 https://www.waseda.jp/top/news/113947 (早稲田大学HP) https://www.waseda.jp/folaw/law/news/2025/12/22/20958/ (法学部HP)

◆ 稲門法曹奨学金への寄付方法(クレジットカード・ネットバンキング)のご案内

早稲田大学大学院法務研究科では、優秀な法曹として嘱望される能力を持ちながら、経済的な理由から修学が困難な学生に対し、その夢や志を断念することのないよう「稲門法曹奨学金」を設置し、皆さまのご支援・ご協力をいただいております。

「稲門法曹奨学金」は、皆さま方からの毎年の寄付金により運営されるものであり、次年度以降も奨学金を継続するために、さらに皆さま方からの募金のご協力を仰がねばなりません。

何とぞ、奨学金募金の趣旨をご理解いただき、暖かなご支援とご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

なお、Webサイトから、クレジットカード・ネットバンキングでご寄付いただくことも可能ですのでご案内申し上げます。

≪早稲田大学へのご支援をお考えの方へ≫ https://kifu.waseda.jp/

  1. 右上の「寄付をする」をクリック
  2. 下記の条件に同意し「寄付を申し込む」をクリック
  3. 入力サイトでは以下の通り区分の入力をお願いします。
    • **申込者区分:**個人
    • **寄付の種類:**奨学金 (※奨学金を選択すると、下段に指定先が出てきます)
    • **指定先:**稲門法曹奨学金(指定なし) または 稲門法曹奨学金(法学未修者向け)

上記どちらかを選択のうえ、お申し込みをお願いいたします。

本学の伝統を受け継ぎ、進取の精神をもって法のもとに正義を貫く志の高い優秀な稲門法曹を一人でも多く育成することを念願し、法科大学院の学生のための奨学金として「稲門法曹奨学金」を創設し、これまで支援を行ってまいりました。

法曹として第一線で活躍されている校友および関係者に募金を呼びかけ、これまで多額の浄財が寄せられております。稲門法曹の皆様の熱意に厚く御礼申し上げるとともに、引き続きご支援賜りま すよう、よろしくお願い申し上げます。

【発行】稲門法曹会 〒169-8050 東京都新宿区西早稲田1-6-1 法務教育研究センター内 e-mail: tohmon-jimu★list.waseda.jp ※(★)を@に読みかえてください URL: http://www.waseda-legal-alumni.jp/

※配信停止をご希望の方は、タイトルに「配信停止」、本文に「氏名」を記載のうえ、legal-alumni★list.waseda.jpまでお送りください。※(★)を@に読みかえてください