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稲門法曹会メールマガジン No.2015-07
2015/7/10 第32号
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┏━ Index ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃● リレーエッセイ
┃○ 修習生便り
┃● FLPのご紹介/女性法曹カフェ企画のご報告
┃○ 出版物案内
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リレーエッセイ
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1 はじめに
65期の弁護士の青山和志と申します。
法務研究科を修了後、平成24年12月に旭川弁護士会に登録し、
務所に勤務しています。
私は旭川出身で、就職を機に地元へ戻ることにしました。今回は、
事情と弁護士3年目の私の仕事についてお話しさせていただきます
2 旭川弁護士会について
旭川は、北海道のほぼ中心に位置する人口約35万人の市であり、
旭川ラーメンが有名です。
旭川弁護士会は、
国でも小規模な単位会です。また、
、
旭川地域には、旭川を本庁として稚内、紋別、留萌、
があり、広い範囲を少数の弁護士でカバーしています。
なお、
3 弁護士業務について
事務所の業務としては、一般民事全般を取り扱っていますが、
相談を受けることが多いです。ただ、
ほとんどありませんので、都市部の企業法務とは異なり、
企業法務がメインとなります。
具体的には、取引先とのトラブルや売掛金の回収、利用者(客)
従業員との労働問題などが多いです。
特に最近増えているのが、未払い残業手当の請求であり、
示談交渉や労働審判に臨んでいます。
残業代を請求すること自体は労働者の権利ではありますが、
管理の意識が乏しい方もおり、
けることもあり、
また、全国的なことかもしれませんが、
おり、
います。
4 弁護士会の会務について
会務関係では、昨年より弁護士会から推薦され、
の委員として参加しており、数か月に一度東京へ行っています。
委員として、中心部での議論を見聞きできるのは、
と思います。
5 最後に
私は弁護士としてはまだまだ駆け出しで、
校友に助けられることもあり、
ます。
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修習生便り
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<熊本修習>
1 はじめまして、第68期司法修習生の福島健史(ふくしまたけし)
修習地である熊本は、全体が26名(男性21名、女性5名)
り、修習生全員の顔が見えるという適度な規模となっています。
熊本といえば、まずは石垣がそびえ立つ熊本城です。そして、
「森の都」と称されるように、
からも阿蘇山の噴煙が見ることができます。
食事面でも、馬肉に始まり、阿蘇の赤牛、天草の魚介類、野菜、
をひねれば井戸水というように自然に恵まれた環境です。
然のある住みやすい街です。
2 実務修習では、これまでに検察、民裁、
たいと思います。
(1)検察
熊本地検での修習は、かなり密度の濃いものとなっています。
でいいますと、各修習生は、主任、副任を合わせて合計8件(
宅4件)を扱い、それに加えて余罪捜査が加わってきます。
決済の際には、検事正、次席の両方の決済が必要とされており、
対する指摘と同じように鋭い指摘が次々にされます。私は、
中で何度も事件・被疑者と向き合うことで、
大変にやりがいを感じながら励むことができました。
(2)民裁
熊本地裁の民事部は、1部が執行・保全・破産、
なっています。配属先の2部では、交通事故や不貞、医療過誤、
請求、国賠、
ロースクールの講義で取り扱った判例の射程が問題となる事件も多
常に勉強をし続けることの大切さを感じることができました。
課外においては、英語文献(アメリカの判例)の検討、
ていた裁判官の講義、要件事実勉強会が開催されていて、
ます。
(3)弁護
熊本といえば、水俣事件が有名で、今でも訴訟は続いています。
と進行協議期日に立ち会う機会があり、
光景には圧倒されました。
また、裁判所前での期日前の集会、期日後の報告会など、
は弁護活動を見ることができ、
3 最後になりましたが、
でき、大変心強く修習に励んでいます。
このような恵まれた環境で修習ができることに感謝して、
に働くことができるよう、
いと思います。今後ともご指導、ご鞭撻を賜りますよう、
上げます。
梅雨の季節で蒸し暑い日が続いておりますが、
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FLPのご紹介/女性法曹カフェ企画のご報告
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早稲田大学大学院法務教育研究センター助手 松岡佐知子
早稲田大学大学院法務研究科では、今年度から、
ト(Female Lawyers Project、通称FLP)が始動しました。
2014年度に文部科学省が審査した「
(先導的取組)」において、
受けましたが、FLPはその中の1つです。
女性法曹の意義を意識した授業編成や、
の教員・実務家によるサポートなどを中心として、
援体制を組織的に強化し、
5月28日には、FLPの一環として、
廃条約批准30年‐国際社会に対する日本の約束‐」
今回は、7月2日に開催された、若手女性弁護士による座談会(
企画)の模様について、お伝えいたします。
若手女性弁護士による座談会(女性法曹カフェ企画)は、
繋ぎ、学生にロールモデルを示すことを目的とした企画です。
女性法曹の数は法曹全体の2割弱にとどまっていることから、
と接する機会は相対的に少なく、
そこで、法務研究科ご出身の4人の女性弁護士にご協力いただき、
についてざっくばらんに語っていただくことで、学生(
将来の働き方のイメージを持ってもらう機会を作りました。
当日は、20人以上の学生・修了生が集まり、
盛況となりました。
会の前半は、
の方の業務内容、勤務形態、生活リズム、
ました。
会の後半は、椅子を移動させて教室内で輪を作り、学生・
が点在するように座った状態での質疑応答を行いました。
お菓子やお茶・ジュースを配ったこともあり、
雰囲気で会話が進みました。質問の手が積極的にあがり、
等、会場は非常に和やかな空気に包まれました。
終了後、参加した学生からは、「
先生方のお話を伺ってとても勇気づけられた」「
アップに繋がった」「
寄せられました。
今後も、継続的に、同様のカフェ企画の開催を検討しております。
と繋がりを持つことが、
ぜひ、今後とも、FLPの活動にご理解、
以上
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出版物案内
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稲門法曹の新刊(3月~5月分)
■「条解 消費者三法」
著者: 後藤巻則/齋藤雅弘/池本誠司
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■「株式会社法[第6版]」
著者:江頭憲治郎 著
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■「事実認定体系 契約各論編1」
著者: 村田 渉 編著
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■「事実認定体系 契約各論編2」
著者: 村田 渉 編著
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■「コンメンタール マンション区分所有法[第3版]」
著者:稲本洋之助/鎌野邦樹 著
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■「野村 稔先生古稀祝賀論文集」
著者:〔編集委員〕 高橋則夫/松原芳博/松澤 伸
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■「刑法と人生」
著者:野村稔 著
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著者:西原春夫 著
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著者: 岩原紳作/神田秀樹/野村修也 編
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著者:森・濱田松本法律事務所 編/宮谷 隆/奥山健志 著
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■「平成26年 改正会社法[規則対応補訂版]改正の経緯とポイント」
著者:野村修也/奥山健志 編著
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■「Q&Aグループガバナンスの実務」
著者:奥山健志 著
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■「非公開会社・子会社のための会社法実務ハンドブック」
著者:辺見紀男/武井洋一 編
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■「M&A実務の基礎」
著者:柴田義人/石原坦/関根良太/廣岡健司 編
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■「労働者の権利」
著者:鵜飼良昭/徳住堅治/井上幸夫/鴨田哲郎 編
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■「憲法の基底と憲法論」
著者:岡田信弘/笹田栄司/長谷部恭男 著
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■「アメリカの法曹倫理[第4版]」
著者:ロナルド・D・ロタンダ 著/当山尚幸/武田昌則/石田京子 訳
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■「岩波講座 現代法の動態 4 国際社会の変動と法」
著者:長谷部恭男/佐伯仁志/荒木尚志/道垣内弘人/大村敦志/
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■「集団的自衛権」
著者: 水島朝穂 著
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■「裁判例コンメンタール刑事訴訟法 第1巻[§1~§188の7]」
著者:井上正仁 監修
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■「社会保障法[第6版]」
著者:加藤智章/菊池馨実/倉田 聡/前田雅子 著
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■「労働法[第5版]」
著者:浅倉むつ子/島田陽一/盛 誠吾 著
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■「担保物権法」
著者:田髙寛貴/白石大/鳥山泰志 著
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■「会社法[第2次改訂版]」
著者:鳥山恭一/福原紀彦/甘利公人/山本為三郎/布井千博 著
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■「会社法」
著者:中東正文/白井正和/北川 徹/福島洋尚 著
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■「弁護士経営ノート 法律事務所のための報酬獲得力の強化書」
著者:原 和良 監修/弁護士業務研究所 著
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■「ファンド契約の実務Q&A」
著者:本柳祐介 著
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■「土地資源をめぐる紛争 規制と司法の役割」
著者:山根裕子/高橋大祐 著
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■「ヘイト・スピーチという危害」
著者:ジェレミー・ウォルドロン 著/谷澤正嗣・川岸令和 訳
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■「行政法[第3版]」
著者:稲葉 馨/人見 剛/村上裕章/前田雅子 著
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■「金融商品取引法入門[第4版]」
著書:近藤光男/吉原和志/黒沼悦郎 著
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■「[改訂]Q&A投資取引被害救済の実務」
著者:荒井哲朗 編著/浅井淳子/太田賢志/佐藤顕子/五反章裕/津田顕一郎/
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■「Q&A宗教トラブル110番[第3版] 」
著書:山口 広/滝本太郎/紀藤正樹 著
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