メールマガジン

稲門法曹会メールマガジン 第37号 No.2015-12

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   法曹メールマガジン No.2015-12
                   2015/12/10 第37号

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┃● 全国法曹だより
┃○ 修習生だより
┃● 法曹キャリア支援プロジェクトのご報告/ご案内
┃○ 出版物案内
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  全国法曹だより
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  メールマガジンで「全国法曹だより」というコーナーを設け,既に,中
 部,近畿,北海道が掲載済とのこと,東北支部にも依頼が回ってきた。

  さて,「東北支部」とはいっても,東北の法曹が何らかのまとまりある行
 動をとっているわけではなく,その意味では「東北支部」の実態は存在しないと
 いっても過言ではない。

  東北6県には各県1つの弁護士があり,の中で法曹の集まりがある
 かどうか,私にもよくわからない。従って,私が所属する仙台弁護士(宮城県)
 についての状況を書くことにする。

  私が仙台弁護士に入したのは昭和55年であった。この当時の仙台弁護士
 員数は100名を若干上回る程度であり,その中に早田出身の先輩弁護
 士の先生はたしか3名しかいなかった。

  珍しく早田出身の弁護士が入した,とのことで,急遽私を歓迎する
 を開いていただいた。しかし,このも,当時仙台のを仕切っていた,法
 曹以外の員も参加していたという記憶である。

  この頃,地元の某信用金庫の理事長が弁護士であり早田出身の大先輩であ
 た。この大先輩に,若輩では到底行けないような高級クラブに連れていっていた
 だいたことを今でも思い出す。

  その後,私の後輩の早田出身者も次第に増えていった。は,仙台に早
 田出身の司法修習生が配属されると,この司法修習生を歓迎する目的で開かれ
 ていた。

  しかし,毎年来る司法修習生に早田出身者がいるとは限らず,開催は不定期
 であった。

  元号が平成になり,天安事件,ベルリンの壁崩壊,ソ連の崩壊など世界が大
 きく動いた時期は,今ふりかえってみると,日本の中でもそれまでの保守と革新
 の図式が大きく変わる節目であったと思う。

  早田出身の弁護士は単に早田を出たという点では共通するものの,思想信
 条的にはバラバラである。この頃のある年の二次で,員同士が時節を
 めぐる問題の話中,喧嘩とはいかないまでも険悪な雰囲気になる事態があった。

  そしてこれをきっかけにしてか,法曹はその後約20年間,あまり開
 催されなくなったというのが実情である。

  平成20年,早田大学の本部に「法曹が正式に発足した。これを機
 に,石田先生からのサポートもいただき,仙台弁護士としては本当に久しぶり
 のが開催された。

  現在の仙台は,若手弁護士の急増のおかげで法曹の数も増加しており,
 そのメンバーを把握することも容易ではないが,せっかく増えた法曹を何ら
 かの形でまとめる企画はないか,検討中である。

               法曹東北支部  弁護士 川 原 眞 也

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  修習生だより
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              京都修習の楽しみ方
                                 内野綾香

  実務修習に来て,真面目に修習のプログラムに取り組むのはもちろんであるが,
 大事なことは,各地のグルメを満喫し,各地の人々と触れ合い,各地の観光地に
 行きまくることである。

  私は,内定をどこかの事務所にいただいているわけではなく,貸与金制度とな
 り,そこまで金銭に余裕があるわけでもなかったが,敢えて今まで縁のなかった
 京都を実務修習地に選んだ。

  理由は,関西弁の響きが好きだったことと,休日に寺社仏閣や庭園を回れる土
 地に魅力を感じたからである。

  京都のお店は,ひっそりと佇み,知る人ぞ知る,美味しいお店が多いので,私
 は,実務修習中,主に弁護士の先生方に美味しいお店の聞き込み調査をした。

  また,何が食べたい?と言われれば,「美味しいものがいいです。」と生意気
 なことを言い,先生方のお気に入りのお店にたくさん連れて行っていただいた。

  おかげで,体重は受験時代よりも増加したものの,とても充実した食生活を送
 ることができた。

  一方,京都に来て私は,座禅に憧れ,修習生の知り合いを通じて,京都の由緒
 あるお寺に座禅体験をしに行った。

  そして,座禅に立ちってくれたお坊さんと意気投合し,お付き合いをするよ
 うになった。

  お坊さんとお付き合いをするようになったおかげで,週末に訪れる寺社仏閣や
 庭園のわびさびや美しさを味わうだけではなく,寺の経営や庭園の維持等,マネ
 ジメント面での寺社仏閣に対する視点を持つことが出来た。

  彼の友達のお坊さんたちと木屋町や河原町で飲みやカラオケをし(お坊さん
 たちは,普段お経を沢山読むので,歌がとてもうまい。),仏道や,お坊さんの
 生活実態について多くのことも知ることができた。

  つまり,私は,実務修習で積極的に活動することにより,京都のグルメを満喫
 し,京都の人々(主にお坊さん)と触れ合い,京都の観光地をお坊さん目線で楽
 しむことができた。

  これから修習生になる方々には,是非,貸与制や就職難を恐れず,今まで自分
 が住んだことのない土地を修習地にして,その修習地で積極的に活動することを
 勧めたい。

  なぜなら,現地の実務家の温かさや,現地の人の優しさ,その土地ならではの
 慣習や風習を学ぶことは,今まで勉強ばかりをしてきた修習生にとり,実務家と
 して働く上でとても良い経験になるのではないかと考えるからだ。

  最後に,京都で多くのことを教えてくださった実務家の方々,京都で知り合っ
 た全ての人に感謝の気持ちを伝えたい。本当にありがとうございました。

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  法曹キャリア支援プロジェクトのご報告/ご案内
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  現在、法曹では、田大学大学院法務研究科キャリア支援室と共同で、
 早田大学大学院法務研究科修了生と弁護士事務所様とのマッチングを図るべく、
 新規登録弁護士を対象とした求人情報を募集しております。

  いただいた求人情報は、同研究科修了生のうち対象となる司法修習期のみが登
 録されたメーリングリストによって告知しますので、通常の一般公募に比べ、事
 務負担を抑えた効率的な採用活動を行うことができます。

  お陰様で、現在までに、69期を対象に15件、68期を対象に17件、67
 期を対象に1件、のべ33件の求人情報を掲載させていただいております。

  ご興味をお持ちの方は、下記FAX番号またはメールアドレス宛にお問い合わ
 せください。

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   法曹事務局・早田大学大学院法務研究科キャリア支援室 宛
   (FAX:03-3208-9604 )・(mail:tohmon-career@list.waseda.jp
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  出版物案内
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 法曹の新刊(11月+10月+9月+8月分)

  ■「日中韓における抵当権の現在」
  近江幸治/道垣内弘人 編著
  http://www.seibundoh.co.jp/shoten/search/029092.html

  ■「弁護士の周辺学/実務のための税務・計・登記・戸籍の基礎知識」
  髙中正彦/市川充/堀川裕美/西田弥代/関理秀 著
  http://www.seibundoh.co.jp/shoten/search/029131.html

  ■「検証・安保法案/どこが憲法違反か」
  長谷部恭男 編
  http://www.seibundoh.co.jp/shoten/search/029102.html

  ■「手続保障論集」
  本間靖規 著
  http://www.seibundoh.co.jp/shoten/search/029143.html

  ■「手続からみた子の引渡し・面交流」
  村上正子/安西明子/上原裕之/内田義厚 著
  http://www.seibundoh.co.jp/shoten/search/029315.html

  ■「土地法の歴史と課題」
  田山輝明 著
  http://www.seibundoh.co.jp/shoten/search/029396.html

  ■「創生期のアメリカ少年司法(デビッド・S・タネンハウス著)
  石川正興 監訳
  http://www.seibundoh.co.jp/shoten/search/029440.html

  ■「名誉毀損の慰藉料算定」
  西口 元/小賀野晶一/眞田範行 編著
  http://www.seibundoh.co.jp/shoten/search/029311.html

  ■「公共施設等運営権」
  植田和男/内藤 滋 編著
  http://www.seibundoh.co.jp/shoten/search/029230.html

  ■「自由の法理/阪本昌成先生古稀記念論文集」
  [編集委員] 松井茂記/長谷部恭男/渡辺康行
  http://www.seibundoh.co.jp/shoten/search/029292.html

  ■「新基本法コンメンタール 社法 3[第2版]第3編:持分社から
    第8編:罰則まで(第575条~第979条)」
  奥島孝康/落合誠一/浜田道代 編
  http://www.seibundoh.co.jp/shoten/search/003942.html

  ■「企業法務の実務Q&A」
  阿部信一郎/関口 博/清水建夫 編著
  http://www.seibundoh.co.jp/shoten/search/029194.html

  ■「トピックからはじめる統治制度/憲法を考える」
  笹田栄司/原田一明/山崎友也/遠藤美奈 著
  http://www.seibundoh.co.jp/shoten/search/029210.html

  ■「医事法講座 第6巻/臓器移植と医事法」
  甲斐克則 編
  http://www.seibundoh.co.jp/shoten/search/029299.html

  ■「知的財産法講義[三訂版] 」
  牧野和夫 著
  http://www.seibundoh.co.jp/shoten/search/014514.html

  ■「民事訴訟法[第8版]」
  松本博之/上野泰男 著
  http://www.seibundoh.co.jp/shoten/search/021774.html

  ■「大コンメンタール刑法 [第三版]第3巻/第38条~第42条」
  大塚 仁/河上和雄/中山善房/古田佑紀 編
  http://www.seibundoh.co.jp/shoten/search/003492.html

  ■「Q&A成年後見実務全書 第2巻/法定後見Ⅱ」
  赤沼康弘/池田恵利子/松井秀樹 編集代表
  http://www.seibundoh.co.jp/shoten/search/029149.html

  ■「国際違法行為責任の研究/国家責任論の基本問題」
  萬歳寛之 著
  http://www.seibundoh.co.jp/shoten/search/029084.html

  ■「非公開社のためのやさしい社法」
  髙田 剛/鄭 一志/北口 建 著
  http://www.seibundoh.co.jp/shoten/search/029041.html

  ■「秘密保持・競業避止・引抜きの法律相談」
  髙谷知佐子/上村哲史 著
  http://www.seibundoh.co.jp/shoten/search/029029.html

  ■「コーポレートガバナンス・コードを読み解く」
  渡邊 顯 著
  http://www.seibundoh.co.jp/shoten/search/029079.html

  ■「プラクティス金銭消費貸借訴訟」
  梶村太一/西村博一/井手良彦 著
  http://www.seibundoh.co.jp/shoten/search/029039.html

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  本学の伝統を受け継ぎ、進取の精神をもって法のもとに正義を貫く志の高い優
 秀な法曹を一人でも多く育成することを念願し、法科大学院の学生のための
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 まで多額の浄財が寄せられております。法曹の皆様の熱意に厚く御礼申し上
 げるとともに、引き続きご支援賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

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        http://www.waseda.jp/folaw/gwls/alumini/support/

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