メールマガジン

稲門法曹会メールマガジン 第57号 No.2017-8

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   稲門法曹会メールマガジン No.2017-8
                   2017/8/10 第57号

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┏━ Index ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃● Woman Lawyer of the Yearを受賞して
┃○ 修習生だより
┃● 会報第2号のご案内
┃○ 稲門法曹会総会、記念講演会、懇親会(合格祝賀会)のご案内
┃● 稲門祭のご案内(参加者募集)
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    Woman Lawyer of the Yearを受賞して
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                                           渥美坂井法律事務所・外国法共同事業
                                                        弁護士     由布 節子
                                            (稲門法曹会東京支部 副会長 33期)

    今回、ALB Japan Law Award 2017のWoman Lawyer of the Yearをいただ
きました。

    新たに創設された国際的な賞で、しかも外国弁護士を含む7名のファイナリス
  トの中からの受賞ということで、誠に光栄です。
    また、後輩弁護士達が、自分達も後に続きたいと言ってくれたのが、嬉しかっ
  たです。

    今回の受賞は、私にとって働きやすい職場環境があったからだと考えています。

    私の所属事務所は、渉外事務所であるにもかかわらず、女性弁護士に働きやす
  い環境として、第二東京弁護士会のファミリー・フレンドリー・アワードの第1回
  受賞事務所に選ばれました。

    その際の評価にもある通り、事務所は女性パートナーの比率が約3割と高く、
  それぞれ活躍しているため、ファミリー・フレンドリーの職場文化が経営の意思
  決定に反映されます。

    また、弁護士にも適用される『産前産後・育児休暇』制度を規則化し、これが
  所内イントラネットで常に閲覧・確認できるようになっていますし、業務をチーム
  化し、IT環境を整備することにより、時短や育児中でも仕事を継続できるサポート
  体制を作っており、弁護士それぞれのライフステージに応じて、オーダーメードな
  働き方をすることができます。

    若い層が多い事務所で、風通しも良い職場文化と言えます。

    また、こうした女性のための制度に徒に甘えずに仕事をする、強く賢い女性の
  集団の中で切磋琢磨し、励まし合ったことも、私自身のためになりました。

    私自身仕事は常に全力で取り組みましたが、同時に依頼者や同僚、スタッフな
  ど周囲の人達との関係を大事にするよう努めてきました。
    仕事は一人でするものではなく、そこに面白さがあるのだと思います。

    その中で自分自身を活かし、また長く業務を続けるため、私は、性別や年齢、
  出身大学など、今の自分に動かせないことは気にせず、職業人生はロングスパン
  でとらえて、フルに力を出せない時期には積極的に他の弁護士のサポートに回り
  ました。
    また、横並びを気にせず、他人の目ではなくて自分にとって大事なこと、目指
  したいことの優先順位を考えるようにしてきました。
    さらに、心身の健康を大切にし、私生活は大事にすべきと思います。
    これらが少しでも、後輩の女性の皆さんのご参考になれば幸いです。

    こうした働きやすさは女性だけの問題ではありません。
    そこでは、国籍、年齢、人種等のダイバーシティを尊重するという事務所文化
  が重要であり、私も、そのような意識を大切にしつつ、今後も質の高いリーガル
  サービスを提供できるよう、努めてまいります。



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    修習生だより
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                                                    第70期司法修習生    工藤 温子


第1  自己紹介

    初めまして。
    70期司法修習生の工藤温子(くどうあつこ)と申します。

    私は、早稲田大学理工学部及び理工学研究科を卒業した後、メーカーに技術職
  (ソフトウェア開発)として勤務しました。

    しかし、ソフトを書くより文章を書く方が好きなことに気付き、理系で文章を
  書ける仕事=弁理士だ!と思いつき、特許事務所に転職しました。

    その後、きちんと法学を学びたいと考え、横浜国立大学ロースクールに入学し、
  現在に至ります。
    趣味は、旅行、引っ越し、ストレス解消法は、お酒です。


第2  東京修習について

    ご存知のとおり、東京修習は250名を超える大所帯であり、和光のクラスも
  5クラスに渡っています。

    班編成は、和光のクラスをシャッフルして行われているので、導入修習が終わ
  り実務修習に入り、初めて東京2班の人たちに会ったときは知らない人だらけで
  した。

    ただ、最初の実務修習が検察修習だったので、九段下庁舎で全員が一つの大部
  屋にいることができました。

    2班全員の顔と名前を覚えることができたのは、このおかげです。
    最初が検察修習だったことを、とてもラッキーに思っています。


第3  刑事裁判修習について

    6月半ばから第4クールに入り、最後の実務修習は刑裁でした。
    刑裁といえば、裁判員裁判を含めた裁判傍聴、起案、そして模擬裁判がそのメ
  インの内容になります。

    模擬裁判は、公判前整理手続が1時間、公判が1時間50分というスケジュー
  ルで、実際の法廷で行われました。

    通常、1時間50分の公判を傍聴する場合、長いな~と感じるのですが、自分
  たちがやってみるととにかく時間がない!
    ポイントを絞ってテキパキと証人尋問及び被告人質問をしないと、時間内にお
  さまりませんでした。

    普段の法廷で何気なく法曹三者が行っていることが、実は大変なことだと気づ
  かされました。

    また、模擬裁判とはいえ、実際の法廷の席に座ると、想像していたよりずっと
  緊張しました。
    同じバーの内側でも、修習生席で裁判を傍聴していたときとは、風景がまった
  く違って見えました。

    裁判は生き物なので、その場の証言などに常に注意を払っていなければならな
  いこともあったのでしょうが、そのときは落ち着いて全体を見渡すことができま
  せんでした。

    のんびりとバーの内側に座っていられるのは、修習生である今だけなのだなぁ
  としみじみ感じました。


第4  おわりに

    法曹という職業は、実務に就く前に1年間の修習期間があるという珍しい職業
  だと思います。

    そして、その間、何の責任も負わず生の現場を間近で見られて、先輩の法曹三
  者が惜しみなくその知識や考え方を教えてくれます。今の立場でいられることに
  感謝しつつ、最後まで元気に楽しく修習生活を送りたいと思います。

    貴重なお時間を使って最後までお読みいただき、本当にありがとうございまし
  た。



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    会報第2号のご案内
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  昨年創刊いたしました稲門法曹会会報、お陰様でご好評をいただきましたので、
  今年も9月に第2号を発刊することになりました!

  第2号では・・・
   ・目玉企画!直撃取材を敢行しました!「徹底解剖!三田法曹会」
 ・教務主任の杉本教授とロースクール在学生の対談記事「ロースクールの今」
 ・69期新人法曹をピックアップし抱負を聞いた「新人法曹の抱負」
 ・稲門の修習生が修習地で大先輩へインタビューした「稲門法曹を訪ねる旅」
   ・各地の様子を伝える「各支部だより」
 ・活発に活動され、交流をさせていただいている「税理士稲門会」「豊島稲
      門会」を取材した「他稲門会ご紹介」
 ・本メールマガジンでも募集し多数応募をいただいた「写真コンテスト」

 等々、ページ数大増量、充実のコンテンツをお届けします。

  取材や編集作業においては多くの会員の皆様にもご協力いただきました。
  この場を借りて御礼申し上げます。

  ★会報創刊号は、9月上旬発送の「梓」に同封されます。



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    稲門法曹会総会、記念講演会、懇親会(合格祝賀会)のご案内
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                                                                 稲門法曹会事務局

    2017年度稲門法曹会総会、記念講演会、合格祝賀会の日程が確定いたしま
  した。
    会員の皆様におかれましては、ぜひご予定くださいますようお願いいたします。

    日時:2017年10月21日(土)

          13:00-  総会
          14:00-  講演会
          14:40-  懇親会(合格祝賀会)

    場所:リーガロイヤルホテル東京


    詳細につきましては、確定次第、メールマガジン等にてご連絡いたします。

    なお、司法試験合格者の皆様には、記念品として名刺入れを無料で贈呈い
  たします。ぜひ奮ってご参加ください。



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    稲門祭のご案内(参加者募集)
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                          稲門法曹会事務局

    来る2017年10月15日(日)、早稲田大学早稲田キャンパスにおいて、
  今年も稲門祭(早稲田校友会主催のイベント)が開催されます。

    稲門法曹会は、昨年に引き続き、無料法律相談会を実施いたします。

    現在、稲門法曹会事務局では、この無料法律相談会にて法律相談をご担当いただ
  ける会員の方を募集しております。

    裁判官、検察官、教員の方等、直接法律相談をご担当いただけない方には、他稲
  門会との渉外をご担当いただくことも可能です。

    ご担当いただける会員の方は、下記のとおり、事務局宛にご連絡いただきますよ
  うお願いいたします。

    皆様のご参加をお待ちしております。

    ***
    法律相談をご担当いただける先生は、以下の事項を下記連絡先までご連絡いただ
  きますようお願い申し上げます。

    ご連絡をいただいた後、事務局から、当日のご集合場所、時間等についてご連絡
  差し上げます。

    1.お名前

    2.ご希望の担当時間(以下の①~③のうちいずれか1つ)
      ①午前10時~12時
      ②午前12時~午後2時
      ③午後2時~4時
   ※当日は3シフト制で法律相談または渉外をご担当いただく予定です

    3.ご所属、司法修習期

    4.ご連絡先

    <連絡先>
    tohmon-jimu@list.waseda.jp

    なお、大変恐縮ですが、担当人数が上限に達した場合には、お断りする可能性も
  ございますので、何卒ご了承ください。
    ***



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  ご支援・ご協力のお願い
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  本学の伝統を受け継ぎ、進取の精神をもって法のもとに正義を貫く志の高い優
 秀な稲門法曹を一人でも多く育成することを念願し、法科大学院の学生のための
 奨学金として「稲門法曹奨学金」を創設し、これまで支援を行ってまいりました。

  法曹として第一線で活躍されている校友および関係者に募金を呼びかけ、これ
 まで多額の浄財が寄せられております。稲門法曹の皆様の熱意に厚く御礼申し上
 げるとともに、引き続きご支援賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

 ・稲門法曹奨学金へのご支援のお申込:こちらをご参照ください。
        http://www.waseda.jp/folaw/gwls/alumini/support/




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【発行】稲門法曹会
  〒169-8050 東京都新宿区西早稲田1-6-1 法務教育研究センター内
         Tel:03-3208-9592 e-mail: tohmon-jimu@list.waseda.jp
      URL: http://www.waseda-legal-alumni.jp/
 ※配信停止をご希望の方は、タイトルに「配信停止」、本文に「氏名」を記載の
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