メールマガジン・会報

稲門法曹会メールマガジン 第64号 No.2018-2

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   稲門法曹会メールマガジン No.2018-2
                   2018/2/9 第64号

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┏━ Index ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃● 今こそ進取の精神!~外立憲治弁護士インタビュー~
┃○ 修習生だより
┃● 稲門医師会・稲門法曹会合同シンポジウムのご案内
┃○ 法務リカレントセミナー「氏名・肖像等の商業的利用とパブリシティ権」開講のご案内
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    いまこそ進取の精神!~外立憲治弁護士インタビュー~
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                        弁護士:福島健史(早稲田リーガルコモンズ法律事務所)
                        早稲田大学大学院法務研究科生:
                                2年  伊藤海晴  鈴木麻里奈  千葉宥太
                                1年  大倉由莉


  第3編 法曹としての心構え・早稲田パーソンへ

  1 弁護士としての姿勢

    弁護士は自分の仕事は選べないが、公正と正義を前提に、依頼者のためにベス
  トを尽くすという基本軸さえあれば、戸惑うことなく仕事ができると思う。
    弁護士の姿勢として重要なのは、基本軸が定まっている中で、どのように仕事
  を進めるかである。

    テクノロジーの発展に伴い、弁護士は不必要になるであろうという議論が最近
  しばしばなされるが、そうではない。
    不必要になるのかどうかではなく、AIに使われる存在になってしまうのか、も
  しくはAIを使う存在になるのか、という問題なのだと思う。

    知識を切り売りするだけの弁護士では、AIに取って代わられてしまうのは当然
  だろう。
    そのようなコンピューターで簡単に入手できる知識の切り売りではなく、様々
  な知識の上に成り立った、弁護士としての思索に基づく本当の知恵を、依頼者は
  期待しているのである。

    過去の判例を多く検索し、それを研究し、その知識をぶつけることは確かに重
  要であるが、それだけでは依頼者の気持ちを汲んだものが抜けてしまう。
    それではIBMワトソンには勝てないし、法律の素人であるコンピューター技術
  者が上になってしまうだろう。

    テクノロジーが発展し続けている現代だからこそ、実際の現場にいない裁判官
  たちの、過去の抽象的な判断(判決)を、ただ繰り返して依頼者の目の前の現実
  の案件に当てはめるのではなく、依頼者の気持ち・心を汲み、そして或るべき将来
  の世の中までをイメージしながら、情熱と知恵を注いで仕事をする、そんなやる気
  のあるAIを使う弁護士の存在が求められるのではないかと考えている。

    今日、ロースクールに行こうとする志望者が激減しているけれども、私は、弁護
  士が将来も常に世の中から、人々から頼られ、期待をされる職業であると認識しな
  がら仕事をしてきたし、この職業が、やりがいのある職業であり、若い人にも魅力
  ある職業だと断言できる。

    だから早大生にはドンドンと司法試験にチャレンジして、合格してほしいと思っ
  ている。
    私は弁護士という職業は、誇りを持てるものであり、“生涯一弁護士”の思いで
  今まで生きてきて、この職業を天職と考えて感謝しています。


  2 公益活動

    弁護士会活動もぜひ弁護士はやるべきだと考えています。
    いわゆる渉外弁護士はあまり弁護士会務をせず、金儲けばかりやっているとの批
  判もあるのです。

    私はあるとき自分より10期以上若い弁護士が、無償で一生懸命弁護士会活動をし
  ている姿を見て、自分が恥ずかしくなった。
    その姿を見てから、自分の仕事のエネルギーの1~2割を弁護士会活動や公益活動
  に割くべきだと考えました。

    そしてまず、第一東京弁護士会の法科大学院検討委員会に従事するようになり、
  アメリカの留学経験を活かして、司法改革のメインでもあった新しいロースクール
  制度についての意見を率先して発言するようになった。

    その後、2003年に第一東京弁護士会の副会長に任命され、その頃は自分の6~7割
  くらいの時間を弁護士会の仕事に使うことになりました。

    弁護士会の仕事をしていく中で、弁護士会に、後輩の為に何か残したいと思い、
  リーダーとして第一東京弁護士会に国際交流委員会を創立し、カリフォルニア州、
  ハワイ州、イギリス、フランクフルト、上海市の5つの法曹協会と友好協定を結んだ。

    このことを通じて、少しばかり日本の弁護士・弁護士会の国際化に貢献できたと
  思う。
    また、ロースクールの学生への経済的支援が重要と考え、副会長として奨学金制
  度を顧問先の銀行に掛け合い、設けてもらった。

    海外の弁護士は、渉外弁護士ではなくて、日本の国内で複雑な事件を処理してい
  る弁護士と交流を持ちたいと思っているし、日本の国内の事件ばかり処理している
  若手の弁護士にとっても、仕事の関係とは別に、海外の弁護士と直接交流すること
  は、自己啓発の面で良いことと思い、国際交流委員会の活動を活発にリードしてき
  ました。

    私自身にとっても、公益活動をする意味は、自分の得た世界中での訴訟等の経験、
  人間的交流から、多様な発言ができ、少しでも若い世代の役に立てればと思っての
  ことであり、その結果、自分の心が豊かになるのだと思っているのです。


  3 文化と友達

  (1)文化

    航空機リース取引契約の交渉、航空機の引き渡しのために世界中を超仕事人間と
  して飛び回っているときに、JALの役員の方に
  「外立さんの生活は、東京、ニューヨーク、ロンドン、ドイツ、ハンブルグ、パリ
  等々の空港、会議室、そして東京の成田空港、自分の事務所…そんな生活ばかりで、
  よいのか。
    パリに来たらルーブル美術館にいくとか、ロンドンにいったら大英博物館とか、
  オペラとかミュージカルとか、そういった分野に足を向ける行動も少しはした方が
  よいのではないか。このままでは人生がシンプルすぎ、味気の無いまま終わるので
  は。」
    と指摘された。

    この話をされた時、私は42~3歳頃で、仕事で充実していれば人生は豊かだと思っ
  ていたので、この発言にはとてもショックを受けた。
    そこでその出張先のロンドンから電話で「クラシックを聴いてみたい」と妻に相
  談した。

    すると、「アインシュタインが、『死ぬということはモーツァルトを聴けなくな
  るということだ』と言っていたらしいわよ」という返事が返ってきた。
    それならまずモーツァルトを知ってやろうということで、日本に帰国する前日の
  深夜に、ホテルからタクシーを飛ばし、夜中でもオープンしていたピカデリーサー
  カス近くのヴァージン・レコードに行った。

    そしてカウンターで「モーツァルトのCDレコードを全部ください」と言うと、そ
  んな客は初めてだったのだろう、店員は仰天し、絶句。
    その時、横にいた紳士が「フィリップス・レコードが、モーツァルト亡200年かの
  記念アルバムとして、全曲版を出版したものがある筈」と店員にアドバイスしてく
  れた。
    早速店員が倉庫に行き「これが最後のセットだ!」と言って、荷車に乗せて膨大
  な数のセットを持ってきた。
    とても手では運べない量なので、近くのショップで大きなスーツケースを買って
  きて、その場で全部詰めてもらった。
    その紳士は、笑いながら「自分の会社のものなので、僕が勧めてはいけないのだ
  が・・・」と言い、互いに自己紹介をすると、なんとフィリップス・レコードの社
  長さんだった。

    そのような不思議な縁もあり、モーツァルトを聞くようになった。
    その結果、モーツァルトのピアノ曲とオペラが大好きになった。

    その流れで、知人が小澤征爾氏に、私のことを音楽好きな弁護士がいるといって
  紹介してくれた。
    その後、10数年にわたり法律家としてお付き合いしながら、小澤征爾氏の“音楽
  塾”という若手育成の教育事業や、ひいては家族の法律問題まで含めて、無償でずっ
  と手伝ってきた。
    その対価としては、オペラやコンサートのチケットと、この会議室の壁に飾って
  ある、様々な公演のポスターに、出演のオペラ歌手がサインをして、私にくれると
  いうものだった。

    当時の若手のオペラ歌手も、今では世界的な歌手になり、コヴェント・ガーデン
  やメットで大活躍しているのです。

    40代半ばから海外に行くと、半日だけ出張を伸ばして、海外でその国を特徴づけ
  る文化を一つは学ぶ、ということを習慣にしてきた。
    そうやって、自分のなかで、様々な世界が広がっていったことは大きかった。

    例として約25年前に、ローマのサンタゴスティーノ聖堂に、たまたま入って見た
  その絵に「これこそ絵画だ!」と衝撃を受けました。
    その絵は「ロレートの聖母」というもの。
    そのイタリア人画家カラヴァッジオの絵を見に、その後イタリアを中心にヨー
  ロッパに幾度か出かけ、そのうち出来れば自分で撮影した写真で、画集を作ろう
  と考えています。

    他には、何か人前で、特に外国人に対しても、演奏出来る楽器を、との思いから
  日本の伝統的な横笛を、プロについて学び、すでに20年を超えて、“福原桜夜”と
  いう芸名の名取りにもなった。

    いつか笛の曲を一曲作曲し、この世に残したいと思い、夏から取り掛かっている。
    また、10年ほど前からクラシックのピアノレッスンも、毎週土曜日に受け続けて
  いる。

    その結果、シングルになろうと、土曜日に練習していたゴルフは止めるしかなく、
  とても下手になってしまったけれど、後悔はありません。
    音楽は世界共通語だと私は思うし、今は音楽の無い生活は考えられないからです。


  (2)友人

    友人のいない人生なんて、すごくナンセンス。
    良き友人こそ人生の宝である。

    政治経済学部時代のときに、自分が司法試験に受かるように応援してくれて、勉
  強時間をくれたのは友人だった。
    現役で司法試験に合格できたのも、応援してくれた友人がいたからだ。
    自分の中では、自由に勉強をさせてくれた早稲田大学とその友人が原点です。

    世界中で訴訟をやってきて、感じるのは、世界中の弁護士と、仕事においてもプ
  ライベートでも、心をオープンにして話し合うことが必要ということだ。
    アメリカに行けば、英語はみんな出来るのだから、何も特別な能力ではない。
    むしろ何を話すことができるかが問題だ。

    相手の文化を知る意思を持つ必要もある。
    心を通わせたいという思いを持っていないといけない。
    そういう想いがあるから、アメリカ留学から40~50年経っても、法律家の友人だ
  けにとどまらず、様々な職業の友人とのつながりがあると思う。

    当時、シアトルの山奥に、学生で寮の管理人のバイトをしていた連中と、ライフ
  ルを持って鹿を打ちに行ったこともあった。
    その後、妻と招待され、シアトルからオレゴン州まで車で行き、教会での彼の結
  婚式にも出席した。
    質素だったけれど、心に残る美しい式だった。

    その友人は、40年以上前にワイン作りの専門家になるんだと、ワシントン州立大
  学で勉強していたのだが、彼の作ったワインが、有名になって成功し、今は7~8人
  の子供を育てて引退し、悠々自適の生活をオレゴンでしている。

    国際的に様々に活動し、比較的多様な活動をしてきたがゆえに、そしてその時々
  で、ベストを尽くしてきたので、後悔しない人生ではなかったかと考えている。
    今もやりたいことが沢山なので、人生は短いなぁと感じています。

    そして、これからも能力と体力のある限り、常に前向きにチャレンジしていくつ
  もりです。
    国際的にもチャレンジしていく意味とは、世界中の様々な人間の文化に触れるこ
  と、そして世界中に友人を持つことであると思っています。

    人生のなかで大切なものは、“健康・家族・友人・少しばかりのお金だ”という
  のは正しいと思っています。

    70歳になっても、私は新しい仕事の分野として、今年後半から、行政訴訟の分野
  での仕事上のチャレンジをしています。
    それは「築地・豊洲問題訴訟」及び、「オリンピック村用地土地譲渡に関する訴
  訟」で、都庁及び小池都知事が東京地裁で訴えられた事件で、都と小池都知事を代
  理して、重い責任を遂行することになりました。

    結果がどうなるのか、そしてどう自分の人生に影響するのか、全くわかりません。
    ただ、公正と正義という弁護士の基本軸に照らしてみれば、都庁や小池都知事側
  に違法行為はなく、正しいと信じられますので受任することにしたのです。

    このように70歳を過ぎても仕事もプライベートもやりたいことがたくさんあり、
  努力に尽きることはないと感じています。

    ところで、今年(※取材時2017年。編集者注)の秋に思いがけず勲章を天皇陛下
  から頂き、夫婦で皇居に伺いました。
    その折「健康に気をつけながらこれからもこの国のために努力して下さい」との
  お言葉を陛下より賜りました。
    感激すると共に、今後も世の為。人の為に尽くそうとの思い新たにしています。


  4 インタビューを終えて(法務研究科生より)

    外立先生はインタビューの冒頭、今回引き受けることをとても悩まれたと仰って
  いました。
    先生は、ご自分の話を語るのは自慢話のようでお好きでなく、色々な雑誌から話
  があってもこれまでもこのようなインタビューには、一切お応えしていなかったそ
  うです。
    しかし、早稲田大学出身として、後輩の我々に少しでも役に立てることができる
  なら、と特別に今回引き受けてくださいました。

    インタビューでは、大変お忙しいなか約3時間の時間をくださり、私達学生に対
  して、優しく、そして熱くお話してくださいました。
    長年国際的にご活躍されてきたにも関わらず、その謙虚なご姿勢と情熱に、感銘
  し、たくさんの刺激をいただきました。

    まず、インタビューをさせていただき、私たちに強く残ったのは、先生のお話は
  まるで長編の冒険小説のようである、ということです。

    日本を代表する国際弁護士として最前線でご活躍されている先生ですが、学生時
  代はくたくたのセーターを着て、身なりに気を遣う余裕もなく毎日勉強に励み、様
  々な苦労や努力をされた、とのお話を伺い、私達もロースクールの勉強が大変だと
  弱音を吐いていないで、もっともっと貪欲に頑張ろう!と強く思いました。

    また、語学についても、先生は、英語力よりも、精神力と自分の意見を論理的に
  考える思考力が大事で、つたない英語でもまずは積極的に手を挙げ、自分の立場や
  根拠を言う姿勢を心掛けたというお話を伺い、英語力で躊躇することは勿体ないと
  思うようになりました。
    闘志を燃やしてどんどん挑戦し、道を切り開いていくことの大切さを学びました。

    そして、ビジネスの世界で国際的に活躍されている弁護士の先生方のお仕事は、
  常にビジネス関係の仕事に取り組むイメージであったのですが、公益活動にも取り
  組まれている先生の姿に強く憧れました。

    それと同時に、外立先生は、多くの方々とつながりを持ち、先生のご活躍は、実
  力とそのつながりによって、築き上げられてきたと感じました。
    人との「つながり」を大切にしていくことが、ビジネスはもちろん、自分の人生
  を潤いあるものにしていくのだと実感しました。

    前回の松尾先生に引き続き、外立先生も法律や社会のことのみならず、「文化」
  や「音楽」の魅力やその大切さについてお話をしてくださいました。

    自分が今後携わりたいと思っている「司法」に視野を狭めることなく、「文化」
  や「音楽」を含め多くのことに視野を広げていきたいです。

    最後に、先生は、今後は行政分野、再生可能エネルギー分野で実際に問題が生じ
  ていることについて実務家として立ち向かうと共に、若い人を育てることに注力し
  たいと仰っていました。

    外立先生は、弁護士としての既存の業務にとらわれず、新たな道を切り拓かれて
  きましたが、そこには様々な物事に対する探求心や挑戦心が強くあることを感じま
  した。

    司法試験合格を目指している私達としては、外立先生のお話を伺って、合格がゴー
  ルでなく、司法に携わる者としてのスタートということを改めて実感しました。

    弁護士はどういう仕事なのか、どういった心情を持って依頼者と向き合うのか、
  そう言ったことを先生から教わりました。
    法律の学習を続けていく中で、自分が「やりたいこと」や「やるべきこと」と
  その実現方法について考えていきたいです。

    常に最先端の分野に取り組み、依頼者の方にとって最適な応えを全身全霊で導き、
  家族や友人・文化を大切にする…弁護士としても人間としても、将来我々が目指す
  べき法曹像を感じました。

                                                                      以上



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    修習生だより
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                                                 第71期司法修習生   橋本  直記

  1 皆様はじめまして。

    71期修習生の橋本直記(はしもとなおき)と申します。
    昨年12月から和光で三週間の導入修習を受け、今年1月からは広島で実務修
  習中です。


  2  広島生活のはじまり

    これまで東京で実家生活を送ってきた私は、司法試験に合格したら是非とも新
  しい街で一人で生活したいと考えていました。

    そこで、北は札幌、南は那覇まで5つの都市を並べ、修習地の希望として出し
  ました。

    結果は広島。カープ優勝で大きく盛り上がっており、お好み焼き・牡蠣・穴子・
  汁なし担々麺(広島の新しいご当地グルメ、山椒の痺れる辛さが特徴です。)など
  ご飯が美味しい。気候も良い。新幹線、LCCも通っている。高裁所在地で事件
  が多く、原発差止判決なども話題。クラスは約50人で、一人一人の顔が分かる
  規模感。

    非常に良いところに修習地が決まったと、私は意気揚々広島に乗り込みました。

    しかし、正月には引越し疲れで風邪をひき、1月の三連休はギックリ腰で動け
  ず修習生仲間との宮島観光を断念。
    広島での生活は弁護修習が始まる前から散々な船出で、体調管理の重要性、一
  人暮らしの厳しさを感じ、身の引き締まる思いでした。

    もっとも、広島に来て約1ヶ月が経った最近では、家の近くのおいしい飲み屋
  を開拓したり、修習先事務所で猪肉をいただき自宅で牡丹鍋を作ったり、初めて
  のゴルフレッスンを受けたりと、少しずつ広島生活を楽しく充実したものにして
  います。


  3 弁護修習のこと

    弁護修習先の事務所は、自宅マンション前の大通りを挟んで向かい側にありま
  す。
    これは全くの偶然でしたが、ギックリ腰を患っていた私にはこれ以上ない幸運
  でした。

    これまでの弁護修習約1か月のなかで、民事では法律相談・打ち合わせへの同
  席、訴状・準備書面・和解案・移送申立に対する意見書などの起案、裁判所への
  出廷、当事者尋問の準備、ビデオリンク方式による当事者尋問など、様々な経験
  をさせていただきました。

    刑事では、当番弁護、受任後の接見、被害者との示談交渉や謝罪文の受け渡し、
  罰金の略式命令と、事件の始まりから終わりまでを一貫して経験することができ
  ました。

    当たり前ですが、これまでの勉強とは違い、目の前に現実の依頼者がいます。
    自分が弁護士として受任するとしたらいったい何ができるか。
    それを常に考えるようにしていますが、依頼者の抱える問題や不安などを前に
  して、自分があまりにも知識が足りず、考えが浅く、ものを知らないことを実感
  する毎日です。

    短い修習期間ですが、そこで経験できる一つ一つの事柄に真剣に取り組み、法
  曹としての学びを少しずつでも進めていきたいと思います。



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  稲門医師会・稲門法曹会合同シンポジウムのご案内
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    稲門法曹会では、稲門医師会と合同で毎年シンポジウムを開催していますが、
  今年度は「無過失補償制度」をテーマとします。

    出産時の医療事故では、過失の有無の判断が極めて困難であり裁判になる場合
  が多いことから、2009年1月、「産科医療補償制度」が創設されました。
    産科医療以外に関しても、過失認定を前提としない補償が可能である「無過失
  救済補償制度」(以下、無過失補償制度)の重要性がしばしば指摘され、議論され
  てきました。

    しかし、厚生労働省の「医療の質の向上に資する無過失救済補償制度等のあり
  方に関する検討会」も、2013年6月20日の第5回を最後に「いったん休止」となっ
  ており、いまだ大きな進展は見られません。

    そこで「無過失補償制度はどうあるべきか」に関して、患者、現場の医師、国
  際比較の研究者、司法専門職を演者とし、参加者の皆様と多面的な公開討論を行
  うシンポジウムを企画しました。
    無過失補償制度の課題としては、財源、管理、利益相反や適切さを誰がどのよ
  うに監査するのか、などが考えられますが、何よりも骨子である患者や市民に
  とって救済とはそもそも何なのか、どのような制度であるべきかを活発に議論で
  きればと考えております。

    多くの方のご参加をお待ちしております。


  日時:2018年3月25日(日)午後2時~午後6時(午後1時30分開場)

  会場:NATULUCK市ヶ谷外堀通り店 大会議室
        〒162-0843 東京都新宿区市谷田町2-19-1 NBC市谷田町ビル3階


  主催:稲門医師会・稲門法曹会

 対象:どなたでもご参加いただけます。

  定員:72名(定員になり次第締め切り)

  参加費(会場費・資料代):1,000円(学生無料。学生証をご提示ください。)


  内容・登壇者:
      [第1部]現場が無過失補償制度に望むこと
               杉原正子(東京医療センター精神科医師、慶応大学医学部精神・
               神経科学教室、稲門医師会理事)、
               増山ゆかり(サリドマイド薬害当事者)、
               大磯義一郎(浜松医科大学医療法学教授、稲門医師会理事)
               坂根みち子(坂根Mクリニック院長)

      [第2部]無過失補償制度へ向けて
               岩田太(上智大学法学部教授)
               大滝恭弘(帝京大学医療共通教育研究センター准教授、稲門法
               曹会)

  懇親会:午後6時~午後8時50分(会費 約4,000円)
          シンポジウム会場で行います。奮ってご参加ください。

  詳細・お申込み:稲門医師会ウェブサイトの「シンポジウム参加申込み」より
                  お申し込みください。必ず懇親会の出欠もご入力をお願いし
                  ます。
                  http://square.umin.ac.jp/toumonishikai/

  お問い合わせ先:稲門医師会事務局
                  tomon-ishikai@list.waseda.jp



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    法務リカレントセミナー
  「氏名・肖像等の商業的利用とパブリシティ権」開講のご案内
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    早稲田大学法務教育研究センターでは、2016年度より新たに、早稲田大学法務
  研究科を修了した法曹等を主な対象とした法務リカレントセミナー(継続教育
 セミナー)を開講しております。
    ぜひ、皆様のステップアップにお役立てください。

  法務リカレントセミナー「氏名・肖像等の商業的利用とパブリシティ権」
    ■日程
    2018年3月1日(木)18時30分~20時00分

  ■場所
  早稲田大学 日本橋キャンパス 教室9
  〒103-0027 中央区日本橋1-4-1 日本橋一丁目ビルディング5F(コレド日本橋)
  地下鉄東京メトロ 日本橋駅から直結
  交通アクセス https://www.waseda.jp/top/access/nihonbashi-campus

  ■内容・講師
    「氏名・肖像等の商業的利用とパブリシティ権」
  講師: 上野達弘 (早稲田大学大学院法務研究科教授)」

  ■受講料:3,000円
  ※ご申請後、ご自宅住所宛に振込用紙をお送りしますので、2月26日(月)
   までにお振込みください。

  ■人数:上限 40名程度
  ※希望者多数の場合は先着順とし、その旨をWebサイトやメールにてお知らせ
      します。

  ■申請〆切: 2月22日(木)16時59分
  ※申請〆切までに、Webの申請フォームより申請してください。

  ■申請フォーム:
  以下URLの申請フォームに入力して、申請してください。
  https://goo.gl/Vi4oYD

  ■チラシ:
  以下URLよりダウンロードが可能です。
  https://www.waseda.jp/folaw/cpler/assets/uploads/2018/02/recurrentseminar_180301.pdf



  【問合せ先】
  早稲田大学法務教育研究センター
  Tel:03-3208-9592
  Email:wls-center@list.waseda.jp
  Webサイト:http://www.waseda.jp/folaw/cpler/




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  ご支援・ご協力のお願い
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  本学の伝統を受け継ぎ、進取の精神をもって法のもとに正義を貫く志の高い優
 秀な稲門法曹を一人でも多く育成することを念願し、法科大学院の学生のための
 奨学金として「稲門法曹奨学金」を創設し、これまで支援を行ってまいりました。

  法曹として第一線で活躍されている校友および関係者に募金を呼びかけ、これ
 まで多額の浄財が寄せられております。稲門法曹の皆様の熱意に厚く御礼申し上
 げるとともに、引き続きご支援賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

 ・稲門法曹奨学金へのご支援のお申込:こちらをご参照ください。
        http://www.waseda.jp/folaw/gwls/alumini/support/




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【発行】稲門法曹会
  〒169-8050 東京都新宿区西早稲田1-6-1 法務教育研究センター内
         Tel:03-3208-9592 e-mail: tohmon-jimu@list.waseda.jp
      URL: http://www.waseda-legal-alumni.jp/
 ※配信停止をご希望の方は、タイトルに「配信停止」、本文に「氏名」を記載の
  うえ、legal-alumni@list.waseda.jp までお送りください。
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