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稲門法曹会メールマガジン 第67号 No.2018-5

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   稲門法曹会メールマガジン No.2018-5
                   2018/5/10 第67号

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┏━ Index ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃● 修習生だより(71期司法修習生 田畑早紀さん)
┃○ 四月会開催報告(68期・裁判官支部 大門真一朗さん)
┃● 検察稲門会 例会兼新任検事歓迎会開催報告(70期・検察官支部 子安伽奈さん)
┃○ 法務リカレント講座「医事法」、法務リカレントセミナー「マンション紛争の理
┃  論と実務」のご案内
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    修習生だより
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                     71期司法修習生 田畑早紀

1 はじめに

 はじめまして。71期司法修習生の田畑早紀と申します。
 現在、前橋(群馬)にて分野別修習を行っております。前橋修習は22人、1班
5~6人で構成されています。群馬県にはこれまであまり縁がなく、どんな修習
になるだろうとワクワクしながら引っ越しをしたのがつい先日のようで、あっ
という間に分野別修習も折り返し地点にやってきました。最初で最後の修習、
群馬の良さを味わいたい!と、修習生で各クールに1回四大温泉(草津・伊香保
・水上・四万温泉)巡りをしたり、パラグライダーをしたりするなど、自然豊か
で食もおいしい群馬を満喫しています。


2 前橋での修習生活

 「前橋での修習は古き良き時代の修習ができるよ」

 修習の初めに、前橋地裁の刑事部部長からそのようなお言葉をいただきました。
私は現在、刑事裁判、弁護、民事裁判と各クールを進んできていますが、どの
分野においても「もっと修習していたい」という気持ちを抱いています。それは
指導担当はじめ多くの方々が親身になって修習生を指導・サポートしてくださり、
失敗もしながら発見の多い濃密で楽しい修習生活を送ることができ、まさに
「修習生を育てる」という雰囲気を感じるからです。

 刑裁修習では、裁判員裁判の量刑評議など、修習生だからこそ見ることができ
る裁判官職務の中身を見ることができました。記録を読み傍聴を重ねるなかで抱
いた疑問は遠慮なく裁判官の方々にぶつけたり、合議の議論や雑談を聴くだけで
発見があったり、これまで机上で学んでいた法律の実務を身をもって経験してい
ます。

 弁護修習では、女性の先生に指導担当についていただき、法律相談や起案、期
日の傍聴等を通し、依頼者の方との信頼関係の築き方や言葉の選び方、女性の弁
護士としてどのような強みを持っていくかなど、様々な点について勉強させてい
ただきました。群馬での修習は車での移動が多く、多忙な業務の中でも充実して
先生と議論することができました。特に、法律相談等で依頼者の話を要領よくし
っかりと聞きながら、その意向を踏まえて納得してもらえるような回答を実践さ
れており、多くの学びを得るとともに一朝一夕ではできない依頼者との信頼構築
の重要さを感じました。そして色々な意味で毎日満腹でした!

 民裁修習は始まったばかりですが、弁護修習で学んだことがさらに裁判官の立
場ではどう見えるのか、そういった様々な視点を見られる司法修習の良さを活か
しながら頑張っていきたいと思います。


3 おわりに

 きっと集合修習に戻る頃には寂しい気持ちになっているのだろうと、今からも
う心配しています。今後とも、引き続き日々精進して参りたいと思います。最後
までお読みいただきありがとうございました。



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  四月会開催報告
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                         68期 大門 真一朗

 去る2月23日に、四月会(早稲田大学出身の裁判官からなる集い)の例会が
リーガロイヤルホテル東京にて開催されました。
 2月開催なのに四月会というのは、かつて4月に開催されていたことに由来す
るようです。

 例年通り、会長の挨拶から始まり、研究科長・学部長から、ロースクールや学
部の概況報告がありました。毎年、法学部・法曹志望者の減少が実感を込められ
て報告されておりましたが、今年は、少しずつ持ち直しているような感触もあり
ました。

 続いては、先輩裁判官からのメッセージということで、既に裁判官を引退した
大先輩から、裁判官としての心構えをご教示いただきました。その一人、藤村先
生からは、裁判官の仕事は国家権力の行使そのものであるというお言葉をいただ
きました。当事者は、裁判官の一挙手一投足、何気ない仕草にまで気を配ってい
ると。70期の裁判官はもちろん、私にとっても激励の言葉になりました。

 会も終盤に差し掛かり、恒例の新補から挨拶です。今年は、千葉地裁と宇都宮
地裁の二人でした。千葉もですが、わざわざ金曜日の夜に宇都宮からこの会のた
めに来てくれるというのは非常に嬉しいことでもあります。

 そして最後に、校歌・エールとなります。
 例年、新補がエールを切っています。今年も会の前からエールを切る新補を指
名し、入念に準備を進めておりましたが、その子が仕事の引き継ぎで遅くなり、
急きょ別の新補がやることになりました。直前の10分くらいでYoutube
の映像を見て詰め込むという荒業で臨んでいましたが、大きいな声で立派に務め
てくれました。

 卒業してから思うのは、都の西北を歌う機会が激減するということです。学部
時代には事あるごとに歌っていたのに、このような早稲田の集まりがなければ歌
わなくなります。歌っていると昔のことが懐かしく思い出され、初心に戻れるよ
うな気がします。

 この会の良いところは、幅広い期の裁判官が集まって、普段できない交流がで
きるところにあります。近年、東京地裁に配属される早稲田出身の新補の数が減
っており、幹事の皆さんも大変だと思いますが、来年も楽しみにしています。
 今年の幹事の皆さんもお疲れ様でした。



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  検察稲門会 例会兼新任検事歓迎会開催報告
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                         70期 子安 伽奈

 検察稲門会は,現役の検事のみならず,退官後に弁護士や公証人として活躍さ
れている方々を含め,全国に約380名の会員を有しています。例年,在京の会
員を中心として会員相互の交流を深める機会として例会が開催され,本年度は平
成30年3月7日に,法曹会館にて平成29年度例会兼新任検事歓迎会が開催さ
れました。

 本年度は,諸先輩方から御挨拶として貴重なお話を頂くとともに,会全体を通
して,現役,OBを問わず多くの会員の方々から豊富なご経験などを伺うことが
できる,大変有意義なひと時となりました。
 また,平成29年12月に任官をした新任検事7名が自己紹介を行いました。
各々の個性的かつ熱意や早稲田愛に溢れた自己紹介が終わった後,諸先輩方から
暖かく声を掛けていただける場面もあり,検察稲門会に迎えていただけた嬉しさ
を感じました。

 会の最後には,新任検事代表の旗振りのもと,全員で早稲田大学校歌を斉唱し,
検察稲門会の会旗を中心として記念撮影を行い,盛会のうちに終えることができ
ました。




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   早稲田大学大学院法務研究科・法務教育研究センター開講
  (1) 法務リカレント講座「医事法」
  (2) 法務リカレントセミナー「マンション紛争の理論と実務」のご案内
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                    早稲田大学法務教育研究センター

 早稲田大学法務教育研究センターでは、早稲田大学法務研究科を修了した
法曹等を主な対象とした法務リカレント講座(継続教育講座)、法務リカレ
ントセミナー(継続教育セミナー)を開講しております。

 ぜひ、皆様のステップアップにお役立てください。


※以下は現時点の予定ですが、変更等がある場合は別途お知らせします。

※各講座において、申込者人数によっては、開講を見送る場合があります。


  (1) 法務リカレント講座「医事法」

  ■日程(1回90分・全7回)

  6月16日(土)①13:00~14:30/②14:45~16:15
  6月23日(土)③10:30~12:00
  6月30日(土)④10:30~12:00
  7月7日 (土)⑤13:00~14:30/⑥14:45~16:15
  7月14日(土)⑦10:30~12:00


  ■場所

  早稲田キャンパス27号館(小野梓記念館)教室


  ■内容・講師

  甲斐 克則(早稲田大学大学院法務研究科教授)


  ■受講料

  54,400円


  ■備考

  論文執筆希望者は、事前にテーマ(案)を提出してください。



  (2) 法務リカレントセミナー「マンション紛争の理論と実務」

  ■日程

  7月7日(土)
   13:30~15:00 (質疑応答含む) 
    第一部  マンション法の基本的な構造と考え方

   15:15~16:45 (質疑応答含む) 
    第二部  マンション紛争の具体例


  ■場所

  早稲田キャンパス27号館(小野梓記念館)2階 202教室


  ■内容・講師

  鎌野 邦樹(早稲田大学大学院法務研究科教授)


  ■受講料

  3,000円程度予定



  ■受講申請 ※(1)法務リカレント講座、(2)法務リカレントセミナー共通
    5月中旬頃に、早稲田大学法務教育研究センターのWebサイトに
  申請フォームを開設する予定ですので、そちらから申請をお願い
  いたします。

    申請いただいた方に受講料の振込用紙をお送りし、金融機関より
  事前にお振込みいただく予定です。


 ご不明点やご要望がございましたら、以下の【問合せ先】にご連絡ください。



【問合せ先】

  早稲田大学法務教育研究センター
  Tel:03-3208-9592
  Email:wls-center@list.waseda.jp
  Webサイト:http://www.waseda.jp/folaw/cpler/



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  ご支援・ご協力のお願い
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  本学の伝統を受け継ぎ、進取の精神をもって法のもとに正義を貫く志の高い優
 秀な稲門法曹を一人でも多く育成することを念願し、法科大学院の学生のための
 奨学金として「稲門法曹奨学金」を創設し、これまで支援を行ってまいりました。

  法曹として第一線で活躍されている校友および関係者に募金を呼びかけ、これ
 まで多額の浄財が寄せられております。稲門法曹の皆様の熱意に厚く御礼申し上
 げるとともに、引き続きご支援賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

 ・稲門法曹奨学金へのご支援のお申込:こちらをご参照ください。
        http://www.waseda.jp/folaw/gwls/alumini/support/




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【発行】稲門法曹会
  〒169-8050 東京都新宿区西早稲田1-6-1 法務教育研究センター内
         Tel:03-3208-9592 e-mail: tohmon-jimu@list.waseda.jp
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