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稲門法曹会メールマガジン 第68号 No.2018-6

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   稲門法曹会メールマガジン No.2018-6
                   2018/6/8 第68号

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┏━ Index ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃● 修習生だより(71期司法修習生 岩田朋子さん)
┃○ 近畿法曹稲門会定期総会報告(61期 近畿支部 大塚将晃さん)
┃● 司法試験短答結果速報
┃○ 法務リカレントセミナー「マンション紛争の理論と実務」のご案内
┃● シンポジウム「ロースクールに行こう!女性法律家はこんなに面白い!!」
┃   開催のご案内
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    修習生だより
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                     71期司法修習生 岩田 朋子

 71期司法修習生の岩田朋子と申します。
 大学・法務研究科を合わせて6年間えんじ色に染まった東京において分野別
実務修習を行っています。

 他地域の修習生から話を聞くと、分野別実務修習にはそれぞれの地域における
特色があると気づかされます。今回は、実務修習地一の修習生数を誇る東京にお
ける修習の様子を報告させていただきます。


(1)東京修習クラス
 導入修習が始まりクラスの構成が判明したとき、修習生の経歴の幅広さに驚き
ました。4クラス約200名の修習生には、企業の中枢にいた、報道機関に所属し夜
討ち朝駆けをしていたというような、人生経験豊富な方が多いという印象です。
 学生生活上はなかなかお会いすることができないような方々と修習同期の立場
で接することができ、社会人経験のない私にとって貴重な社会勉強の場です。

(2)刑事裁判修習
 配属部では裁判員裁判が4件係属していたため法廷傍聴の機会が特に多くあり
ました。裁判員裁判の評議傍聴には、教官から事前に言われた通り「彫像になっ
た気持ちで」臨んだため、かなり緊張しました。模擬裁判を含め、刑事手続の勉
強不足を痛感する日々でもありました。

(3)検察修習
 検察修習では弁解録取から終局処分の決定までを、4人で1つの班を組み修習
担当検事の指導の下で行います。慣れない面前口授を含む取調べは悪戦苦闘の連
続であり、相手としっかり向き合った上での虚心坦懐な取り調べは想像以上に難
しいと感じました。精神的に負担がかかる場面もありましたが、4人で協力して
捜査を行う東京修習の体制に支えられていました。

(4)民事裁判修習
 要件事実をなぞるだけでは当事者はどこに重点を置いているのか判断できない。
法廷傍聴や起案に取り組む中で最も多く感じたことです。当事者の主張を代理人
としてどのように裁判所に伝えるのが適切か、実務に出た際の対応を弁論準備手
続傍聴等で学んでいます。自分が代理人ならどのような書面を書くか考えながら
の記録閲覧も大変勉強になります。

(5)まとめ
 1月から始まった分野別実務修習も、6月で3分の2が経過することになります。
修習生が使用させていただくのは裁判官室や取調べ室等、一般の方が立ち入るこ
とができない場所です。そのような場所で指導をいただく度に、これは当たり前
のことではないのだと身が引き締まる思いがします。修了式の際にいただいた
「法曹生活は下りエスカレーターを上り続けるようなもの」との言葉を忘れずに
気を抜くことがないよう今後の修習にも励んでいきたいです。




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  近畿法曹稲門会定期総会 報告
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                         61期 大塚 将晃

 近畿法曹稲門会では、平成29年度は、①本学島田陽一先生による「同一労
働同一賃金論と働き方改革」という旬のテーマでの実践講座、②平成29年定
期総会及び③ビアパーティを開催しました。


 そして、平成30年定期総会は、3月13日にインターコンチネンタル大阪
にて開催されました。

 代表幹事の大砂裕幸先生(38期)によるご挨拶で開会し、会計幹事である
私から事業報告と会計報告を行い、さらには、次期幹事の選任議案が諮られ、
幹事長に選任された森本宏先生(39期)からは「より多くの会員に参加して
もらえるように努め、会員間の親睦がさらに深まるよう工夫したい」旨が述べ
られました。

 ご来賓の本学杉本一敏先生から本学ロースクールの現況や法務教育研究セン
ターの活動等についてご紹介頂き、その後、出席者全員から近況報告が行われ、
早稲田大学を懐かしみながら、同窓会のような和やかな雰囲気で盛り上がりま
した。
 また、平成29年度大阪弁護士会会長を務められた小原正敏先生(31期)
へ記念品が贈呈されました。

 定期総会を通じて、幅広い年代の稲門法曹会員の絆と多様性の素晴らしさを
改めて感じながら交流でき、楽しく有意義な時間を過ごすことができました。



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  司法試験短答結果速報
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  平成30年6月7日、平成30年度司法試験の短答式結果が発表されました。

    全体では、受験者数5,238人に対し合格者数は3,669人、合格率は
  70.05%でした。

  ※昨年度
    受験者数:5,967人 合格者数:3,937人 合格率  65.98%

    早稲田大学大学院法務研究科は、受験者数301人に対し合格者数は244人、
  合格者数では中央大学(合格者数296人)に次いで2位となりました。

    合格率では、本校は81.06%であり、3位となりました。

    合格率1位は京都大学で、以下、2位一橋大学、3位早稲田大学、同率4位
 東洋大学・東北学院大学、6位慶應義塾大学、と続いています。

    短答式結果の詳細は下記URL(法務省サイト)をご覧ください。
    http://www.moj.go.jp/jinji/shihoushiken/jinji08_00157.html

    なお、最終合格発表は、平成30年9月11日(火)の予定です。



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    法務リカレントセミナー「マンション紛争の理論と実務」のご案内
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                     早稲田大学大学院法務研究科

  ■日程:7月7日(土)

 第一部   13:30~15:00(質疑応答含む)マンション法の基本的な構造と考え方
 第二部   15:15~16:45(質疑応答含む)マンション紛争の具体例

 ■場所:早稲田キャンパス27号館(小野梓記念館)2階 202教室

 ■内容・講師:鎌野 邦樹(早稲田大学大学院法務研究科教授)

 ■受講料:3,000円

 ■受講申請:以下ホームページよりお申込みください。

 https://my.waseda.jp/application/noauth/application-detail-noauth?param=yMHvOy84k6IrQPOl_NWdPA

※申請いただいた方に受講料の振込用紙をお送りし、金融機関より事前にお振込み
いただきます。

☆法務リカレント講座「医事法」は大変申し訳ございませんが、開講が見送りとな
りました。

ご不明点やご要望がございましたら、以下の【問合せ先】にご連絡ください。


【問合せ先】
 早稲田大学法務教育研究センター
 Tel:03-3208-9592
 Email:wls-center@list.waseda.jp
 Webサイト:http://www.waseda.jp/folaw/cpler/




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    シンポジウム「ロースクールに行こう!女性法律家はこんなに面白い!!」
    開催のご案内
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                      早稲田大学大学院法務研究科

    早稲田大学大学院法務研究科では、女性法曹輩出促進プロジェクト(Female
  Lawyers Project,通称FLP)に取り組んでおります。
    同プロジェクトの一環として、これから法曹を目指す世代(主に大学生、高
  校生)に法曹のやりがいや魅力について知ってもらうため、「ロースクールに
  行こう!女性法律家はこんなに面白い!!」シンポジウムを開催することにな
 りました。

    事前申し込み不要、入場無料となっております。
    会員の皆様におかれましても、ぜひ足をお運びいただければと存じます。

 ■ 日時:2018年6月23日(土)13:30~17:00

 ■ 会場:早稲田大学早稲田キャンパス 7号館206教室
    (地下鉄東京メトロ東西線早稲田駅下車  徒歩5分)


 <プログラム>  司会 松岡佐知子(弁護士)

    13:30  開会のことば:甲斐克則(早稲田大学大学院法務研究科長)

    13:40  趣旨説明「なぜ、FLP(Female Lawyers Project)が必要か」
             :石田京子(早稲田大学大学院法務研究科准教授)

    14:00  基調講演「世界を舞台にしてーその一歩を戸惑う貴女にー」
             :由布節子(弁護士、渥美坂井法律事務所・外国法共同事業)

  14:45 休憩

    15:00  若手法曹から見た法曹の仕事のやりがい~若手裁判官、弁護士の声~
             :立石結夏 弁護士(琉球大学大学院法務研究科修了、有加法律事務所)
             :冨樫久美子弁護士(中央大学専門職大学院法務研究科修了、株式会社
                セブン&アイHLDGS.)
             :中澤和美 弁護士(千葉大学大学院専門法務研究科修了、荒木法律事務所)
             :三浦あや 裁判官(早稲田大学大学院法務研究科修了、東京地方裁判所)

    16:30  パネルディスカッション
            「法曹になってよかったこと/これから法曹を目指すあなたへ」

    16:55  総括:浅倉むつ子(早稲田大学大学院法務研究科教授)

    17:00  閉会


  主催:早稲田大学大学院法務研究科
  共催:千葉大学大学院専門法務研究科
        琉球大学大学院法務研究科
  協力:中央大学専門職大学院法務研究科
  後援:早稲田大学ダイバーシティ推進室

 ※チラシPDFはこちら
 https://www.waseda.jp/folaw/gwls/assets/uploads/2018/06/20180623_FLP_event2.pdf


 お問い合わせ先:早稲田大学大学院法務研究科事務所
                  03-5286-1678
  FLP Webサイト:http://www.waseda.jp/prj-flp/index.php



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  ご支援・ご協力のお願い
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  本学の伝統を受け継ぎ、進取の精神をもって法のもとに正義を貫く志の高い優
 秀な稲門法曹を一人でも多く育成することを念願し、法科大学院の学生のための
 奨学金として「稲門法曹奨学金」を創設し、これまで支援を行ってまいりました。

  法曹として第一線で活躍されている校友および関係者に募金を呼びかけ、これ
 まで多額の浄財が寄せられております。稲門法曹の皆様の熱意に厚く御礼申し上
 げるとともに、引き続きご支援賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

 ・稲門法曹奨学金へのご支援のお申込:こちらをご参照ください。
        http://www.waseda.jp/folaw/gwls/alumini/support/




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【発行】稲門法曹会
  〒169-8050 東京都新宿区西早稲田1-6-1 法務教育研究センター内
         Tel:03-3208-9592 e-mail: tohmon-jimu@list.waseda.jp
      URL: http://www.waseda-legal-alumni.jp/
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